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第56回 ハワイ天理文庫

2008年10月16日 | オアフ島 ハワイで暮らす 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第56回 ハワイ最大の日本語の蔵書を誇る「ハワイ天理文庫」

56.jpg

ヌアヌ・アベニューの山手でオアフ墓地の隣、ハワイ王室陵の向いにあるハワイ天理文庫は、1954年5月、ホノルルに天理教ハワイ伝道庁が開設されたことにさかのぼる。

天理教ハワイ伝道庁は、当初から日本文化を紹介するために日本文化研究所を併設する計画を持ち、天理教海外伝道部から送られた本を陳列した図書室を伝道庁の一室に設けた。

1971年3月、天理教は、パリ・ハイウェイの天理教ハワイ伝道庁から1マイル海側の現在地、3.3エーカー(約4,000坪)の敷地を購入し、地域社会に役立つ文化活動施設の建設計画を始めた。

1979年からロビンソンレーン沿いの住宅を改装して図書室を設け、日本から司書を迎えて図書の分類や登録、貸出業務の準備を始め、ハワイ天理文庫は、1980年3月15日に開館した。

1983年7月には「官約移民資料展」を開催し、主にハワイ島移民資料館所蔵の資料が展示された。

1990年4月1日、旧プリスクール跡に移転し、読書室、事務所、新聞・雑誌コーナー、司書室が設置され、1993年からは、随想、新着図書を紹介する「ハワイ天理文庫ニュースレター」を年4回発刊するようになった。

1998年1月には、作家の陳舜臣氏の著書百十冊を集めた陳舜臣文庫が開設された。この陳舜臣文庫創設の世話取りをした元毎日放送事業局長で現在フリージャーナリストの宮田達夫氏の働きかけにより、2000年には、タカラヅカ・レビューライブラリーも創設された。

現在、ハワイ天理文庫には、各種全集、一般教養書、文学、ノンフィクションなど3万冊に加え、週刊誌、月刊誌、ビデオなどが蔵書され、会員に貸出している。

ハワイ天理文庫(電話538-7671)では、洋裁や工芸、書道などの教室も開催され、隣には柔道場もあり、当初の構想通り地域住民に密着した文化施設となっている。


西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。