ハワイ州民間防衛局は、活発な火山活動が続いているキラウエア火山から流出している溶岩流が、ハワイ島プナ地区にある地熱発電所に到達し、発電所内にある2基の地熱貯留層が溶岩流にのみこまれたと発表した。なお、今回の溶岩流流出による硫化水素の放出などは確認されていない。
当局では、溶岩流の流出が活発になって以降、地熱発電所への影響を最小限にすべく、発電施設にある地熱貯留層に冷水を注いで冷却するなどの処置を施しており、ハワイ州のデーヴィットイゲ知事は、溶岩流が流れ込むことによって引き起こされる可能性が指摘されていた爆発や有毒ガスの排出などの危険性はほぼ回避されているとしていた。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ