国防省がレッドヒル地区の燃料貯蔵施設の閉鎖を発表

2022.03.08

日刊ローカルニュース

米国防省は7日(月)、オアフ島レッドヒル地区にある地下燃料貯蔵タンク施設を閉鎖すると発表した。第二次世界大戦時に建設された燃料貯蔵施設は、同地区周辺の水道水の水質汚染の原因となっており、現在も数千人の軍関係家族などが避難生活を送る状況となっている。

レッドヒル地区にある燃料貯蔵タンク施設に関しては、水質汚染問題発覚後、州の緊急命令でタンク内の燃料を空にするように求めるハワイ州と、施設には戦略的重要性があり、オアフ島の水系を危険にさらすものではないと主張する米軍が法廷で争っていたものの、今回、国防省が急遽、同施設の閉鎖を発表することになった。

ロイド・オースティン国防長官は燃料施設の閉鎖までには1年はかかるとし、5月31日までに、海軍長官などが安全かつ迅速な施設の燃料除去のための計画を明らかにする予定であるとしている。

また、国防総省のジョン・カービー報道官は月曜日に行った記者会見で、施設の閉鎖は長期的な将来について徹底的な検討を行った上で決定されたとコメント。さらに、水質汚染による長期的な健康被害を懸念する家族への対応について「私たちは、汚染によって健康に影響を受けた家族が必要な医療を受けられるよう、最大限の対応を行っていきます」としている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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