海岸浸食の影響で民家が倒壊

2022.03.03

日刊ローカルニュース

オアフ島ノースショアのサンセットビーチ近くで28日(月)、海岸線近くに建つ民家が海岸側に倒壊した。倒壊の原因は不明となっているものの、ハワイ諸島各地で問題となっている気候変動による海面上昇と海岸浸食が一因とみられている。

ホノルル市緊急サービス局のジム・アイルランド局長によると、28日(月)1:00ごろ、住民から「崩れるような音がする」と通報があり、州や市の複数の機関が対応。民家が海岸側に倒壊後、州職員などが倒壊した民家の瓦礫が海に流出しないよう回収作業を行っている。

ホノルル市のブランジアーディ市長は「気候変動と海面上昇は現実に起こっています。このようなことが二度と起こらないよう、海岸線の管理や規制の強化について検討を行います」とコメント。また、土地自然資源委員会のスザンヌ・ケース委員長も「気候変動、海面上昇、そして強力な波エネルギーといった自然の変化が起こっています。海岸線に建つ家屋の多くは砂の堤防の上に建てられていて、将来的に堤防がなくなる可能性さえあります。私たちは、これらの住宅所有者たちに対し、ほかの選択肢を探すよう引き続き働きかけを行っていきます」としている。

なお、今回の民家の倒壊による怪我人などは確認されていない。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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