マウイ郡当局では、就任したばかりの新マウイ郡警察署長の大幅な昇給に関しての検討を続けている。

約2カ月前に就任したばかりのジョン・ペレティア署長の年収は、約15万8,000ドルと数人の部下よりも低い額となっており、郡警察委員会では、新署長の年収を現在よりも29%増となる20万5,000ドルまで引き上げたいとしている。

郡委員会は、11日（金）に公聴会を開催。新署長の昇給に反対する意見として「署長の給与などは市民の税金で賄われていることを忘れないでほしい」との意見が出された。いっぽう昇給賛成派のひとりで、マウイ警察を退職したジェイミー・ベクラフト氏は「マウイ郡警察の役員は給料は安いと思います。私はマウイ警察の巡査部長として勤務した経験がありますが、8年前の年収は17万2,000ドルで、8年前の時点で現警察署長よりも稼いでいました」とコメントしている。

なお、当局は公聴会終了後、多くの意見が寄せられていて昇給に関する決断を下すには時間が必要であるとして、昇給案の見送りを決定。2月25日（金）に再度会議を行うとしている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ