ハワイ島の州立公園当局は、自然界で絶滅したとされている貴重なハワイ固有の鳥「ハワイガラス(Alala)」の野生での繁殖プロジェクトが失敗に終わったようだと発表した。
当局によると、今月初め、ハワイ島のプウマカラ自然保護区に生息しているハワイガラスの雄の「マナロア」と雌の「マナイカラニ」のペアが、卵が孵化する前に見せる行動をとっているのを確認。その後、孵化していると思われる時期に調査を行ったものの、鳥の巣の中にヒナの姿を見つけることができなかったとしている。
なお、雌のマナイカラニは、現時点でも卵を温めるようなしぐさを見せるものの、関係者は、マナイカラニの動きは、ハワイガラスが卵が孵化しないことに気が付くまで取り続ける自然の行動であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ