ホノルル動物園は、今年2月にオアフ島のハラヴァ刑務所の施設内で保護され、同園で治療と飼育を行っていたワラビーが永眠したと発表した。
今回永眠したワラビーは、ほかの動物との争いのよって負ったとみられる怪我で負傷しているところを保護され、ホノルル動物園で治療が行われていたものの、怪我以外にも多くの疾患が確認され、これ以上の治療を行って苦しませるのは得策ではないとして、最終的にホノルル動物園の獣医師が安楽死の処置を取ったとしている。
当局によると、オアフ島では過去15年間に2件だけ負傷したワラビーの治療がホノルル動物園で行われたことがあるとしている。
フクロネズミ目(有袋類)カンガルー科に属する小動物「ワラビー」は、オーストラリアに生息していることで知られているものの、地元の野生生物専門家は、ワラビーはハワイ州内に約40頭ほどが生息していて、その多くが、オアフ島のヌウアヌからハラヴァバレー、カリヒバレーの山中などに生息しているとみている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ