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プロ・ゴルファー「タッド・フジカワ」インタビュー

プロ・ゴルファー「タッド・フジカワ」インタビュー

2008.06.10

ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート

 スポーツを問わず、ただでさえ大柄な選手が多いアメリカでは、155センチの身長はハンデとなる場合が多い。
しかし、16歳のプロ・ゴルファー、タッド・フジカワのプレイは、そんなことも忘れてしまうほどパワフル。
柔道からゴルフへと、その才能を開花させた。ゴルフ界の未来を担う若きヒーローに、将来の夢などを聞いてみた。

Tadd Fujikawa(タッド・フジカワ)

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1991年1月8日生まれ。現在モアナルア高校の2年生。幼い頃から柔道に励み、12歳でゴルフに転向。2006年全米オープンに史上最年少の15歳5カ月で出場して話題に。2007年1月のソニー・オープンでは、史上2番目の若さで予選通過。2月のパール・オープンで優勝。155センチの小柄な体格からは想像できない、ダイナミックなプレイが観客を魅了する。16歳でプロになった。

世界のゴルフ・ファンを魅了する 16歳の日系高校生プレイヤー

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アロハストリート(以下アロハ):
小柄な高校生が、世界を相手に大活躍ですね。まずはゴルフを始めたきっかけを教えてください。

タッド:
僕は予定より3カ月早く生まれ、この世に誕生した時は超未熟児。身体も弱く、小さい頃に5回も手術をしたんです。だから強く育つようにと、物心ついてから柔道を始めました。

途中で、その柔道でもっと強くなれるようにとゴルフを始めたのがきっかけですね。グリップを強くして、柔道に活かそうと思ったんですけど、ゴルフもどんどんおもしろくなって、12歳の時に柔道をやめて、ゴルフに集中することに決めました。

アロハ:
柔道もかなり強かったのですよね?

タッド:
全米大会で優勝したこともありますよ。おかげで身体は健康になり、ここまでできたのは本当にミラクルだって言われるけど、育ててくれた両親や、僕にゴルフを教えてくれたおばさん、いつも励ましてくれるおばあちゃんたち、家族みんなのおかげだと思っています。

アロハ:
おばさまがゴルフのコーチを?

タッド:
ラッキーにも、おばさんがハワイ大学の女子選手のコーチだったので、小さい時から指導してくれました。一度教えてもらったことは、次までに必ずできるようになりたくて、ゴルフも一生懸命練習しましたよ。

アロハ:
ご家族の中にコーチがいらしたのですね。もちろん才能と努力の積み重ねがあったから、タッドさんはここまでになったと思うのですが、柔道だけでなく、ゴルフも大好きだったんですね。

タッド:
ゴルフは本当にチャレンジングで、何が起こるかわからない、非常にタフなスポーツです。柔道は体重別で対戦するけれど、ゴルフはみんな同じ条件の中で戦う。だから勝つチャンスもみんなに平等にあるわけです。そこが柔道とゴルフの一番の違い。ゴルフで勝ち進んでいくには、やっぱりもっとたくさんのことを学んでいかなくちゃいけないなと、毎日感じています。プロになったと言っても、まだ16歳なので…(笑)。

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アロハ:
プロになって、何か変わりましたか?

タッド:
プロになるのは僕の夢だったので、両親とも時間をかけて話し合い、OKをもらって憧れのプロになりました。ソニー・オープンのあと、自信がついて、パール・オープンで勝つことができましたが、このときに得た自信は、本当に自分の助けになっていると思います。とはいっても、まだ特定のスポンサーがいないので、ツアーに参加するための旅費、ホテル代、レッスン代などは自分持ち。まだまだお金はかかりますけど(笑)、家族やみんなに助けてもらいながら、学校と試合を両立させていきたいですね。

アロハ:
2007年は日本でもプレイされましたが、世界を飛び回っていると、勉強する時間が取れないのでは?

タッド:
学校へ行けないときはインターネットで勉強を続けているんですよ。日本へ行ったのは2回目でしたが、大好きです! 日本では美味しいものを食べ過ぎて、ちょっと太って困りました(笑)。

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アロハ:
そうだったんですね。日本では、同じくティーンエイジャーの石川選手が注目を集めていますが、ご存知ですか?

タッド:
もちろん! 彼のプレイはとてもグッドですね。ぜひいつかプレイしてみたいです。この間は、宮里藍さんと一緒でした。彼女もとてもいい人で、ちょっと柔道の田村亮子さんを思い出しました。

アロハ:
ヤワラちゃん?

タッド:
はい。彼女は、柔道をやっていた時の憧れの人。体が小さいのに強いから、ずっと目標でした。ほかにも、古賀さんや野村さんとか、軽量級の選手が好きなんですよ。

アロハ:
タッドさんのバランスのよさは、やはり柔道が基本になっているのですね。2007年は最年少で全米オープンに参戦、その後ソニー・オープン予選通過、パール・オープン優勝と、活躍が続きましたが、今後の夢というと?

タッド:
みんな同じだとは思いますが、まずはいい選手になることですね。もっと経験を積んで、できるだけ多くのトーナメントに参加して、たくさんのことを学びたいです。外国に行くと、ハワイの良さもよくわかるので、ここで感じるお互いを思いやる心もずっと大切にしていきたいですね。

アロハ:
ハワイはゴルフをやるのにも最高の場所ですよね。

タッド:
メインランドと比べると、風が強いし芝も違うので、大変な面もありますが、コースに出ればとにかく気持ちがいいですよね。自分にとっては、ワイアラエ・カントリーがベスト・コース。毎日プレイしても、同じコンディションの日は2度とありません。ハワイには気軽にゴルフが楽しめるコースがあるので、もっと多くの方がハワイでゴルフをやってみたいと思ってくれればうれしいです。

取材を終えて
 名門ワイアラエ・カントリークラブに現れたタッド・フジカワ君は、弱冠16歳ながら大物感を漂わせるたたずまい。ひとことしゃべり出すと、なんともかわいい、でもしっかりした高校生なのでした。インタビューの翌日には、ツアー参加のためフロリダへ。その活躍ぶりは連日新聞をにぎわし、日本のハニカミ王子に負けないくらい注目を集めています。頑張れ、ハワイのプリンス!

※アロハストリート2007年~2008年冬号に掲載した記事です。

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