保健局が州内での麻疹予防接種率に関する懸念を発表

2019.12.12

日刊ローカルニュース

州保健局は10日(火)サモアで問題となっている麻疹の流行にともない、ハワイ州内にある学校に在籍している生徒の麻疹ワクチン未接種問題に対して、大きな懸念を抱いていると発表した。

専門家によると、麻疹の感染拡大を防ぐためには、人口の93~95%にあたる人々が麻疹の予防接種を受けていることが望ましいとしているものの、ハワイ州の幼稚園児の麻疹予防接種率は91.5%となっており、小学校へ就学前に麻疹の予防接種を受けるよう保護者に対して情報提供を行っていきたいとしている。

ハワイ州では、入学前の児童に対し、予防接種の要件を満たす必要があるとしているものの、保護者が宗教上の理由または健康上の理由を挙げた場合、麻疹ワクチン接種を強制することはできない決まりとなっており、今年4月の時点で、州内にある8つの公立校で、在籍生徒の30%以上が予防接種の要件を満たしていないとの報告書の内容を発表していた。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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