海外投資家のハワイへの不動産投資額が増加

2018.12.27

日刊ローカルニュース

最新の調査で、2016年から2017年の1年間で、海外の投資家がハワイの不動産に投じた資金の総額が、約10億ドルにのぼっているほか、今年に入って9か月間だけで、投資額がすでに8億4,100万ドルほどになっていることが明らかになった。

ハワイの不動産に対する海外投資家の投資額は、2008年から2015年の間は、年間約5億ドルから6億ドルで推移しており、2016年以降、海外投資家の投資額が急上昇している。

専門家は海外投資家の投資額が増加していることについて「投資額の増額は、ハワイの経済にとってはプラスであるほか、建築業や弁護士などには朗報ですが、一般の労働者の人々が購入できる物件の減少につながっています」とコメントしているほか、オアフ島のカイルア在住者のひとりは「投資家が購入した物件を違法バケーションレンタルなどとして利用するなどすることで、住宅地の観光地化が進んでいる」と述べている。

Collateral Analytics社のCEOは「現在のハワイに対する海外投資家の投資は、日本のバブル期に比べると穏やかなものです。また、ハワイ州内の不動産投資の70~75%を占めているのはハワイ州在住者であるうえに、海外の投資家の割合は全体の5%ほどで、そのほかは米本土の投資家によるものです」と語り、投資家たちは目立つような物件を購入する傾向にあるため、島内のほんの一部の物件を購入しただけでも、投資家が島の不動産を買い占めているような錯覚を与えているのです」としている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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