ハワイ近海のサンゴ礁の半分が白化

2017.11.08

日刊ローカルニュース

科学者グループは2日(木)、ハワイ諸島近海のサンゴ礁の約半数が、2014年から2015年に発生した熱波によって白化したとの研究結果を発表した。

世界的な非営利の自然保護団体ザ・ネイチャー・コンサバーシーが発表した調査結果によると、ハワイ島周辺の約56%、西マウイ周辺の44%、そしてオアフ島周辺の約32%のサンゴ礁の白化が確認されており、今後、さらなるサンゴ礁の白化が進む可能性があると指摘している。

科学者によると、サンゴ礁の白化現象は、海水温の上昇によってサンゴと共存している藻類の生存数が減少するために引き起こされており、海水温の上昇が継続した場合には、最終的にサンゴ礁が死滅し、サンゴ礁に生息している魚類も減少するなど、サンゴ礁の生態系の崩壊につながると警鐘を鳴らしている。

このほかハワイ大学では、過去15年間のハワイ近海での魚の数についてのデーターを収集しレポートを発表。ウル、モイ、オイオなど、ハワイ近海に生息している魚の漁獲量が、過去100年間で90%も減少しており、魚の乱獲に対するさらなる規制が必要だとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

キーワードから探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
島・エリア
CLOSE
CLOSE
お店を探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
目的別一覧ページ
はじめての方へ
CLOSE
CLOSE
page top