祭りの血が騒ぐぜい! ホノルル・フェスティバル

祭りの血が騒ぐぜい! ホノルル・フェスティバル

公開日:2007.03.21

更新日:2017.06.25

ハワイのイベント・レポート

ハワイのイベント・レポート

祭りの血が騒ぐぜい!
「ホノルル・フェスティバル」

 アロハ! カズです。
 13回目を迎えるホノルル・フェスティバルを初取材してきました。このフェスティバルは、ハワイと日本や太平洋諸国との文化交流や、民族間の協調を深めることをテーマに、毎年開催されている人気イベント。今年は、いよいよ完成するワイキキ・ビーチ・ウォークでもパフォーマンスが行われ、ワイキキを散策する方々も足を止めて観賞している様子でした。日本から多くの団体が参加し、環太平洋の様々な地域の踊りや歌が楽しめるとあって、地元の人々はもちろん、大勢の観光客の方々も観賞されたパレードの様子をご紹介します。

■ハワイの若き歌姫のライブを見にイベント会場へ
 夕方から始まるパレードの前に、ハワイ・コンベンション・センターにお出かけ。館内はパフォーマンスが行われるステージと、「お祭り広場クラフトフェア」と題された出展ブースに分れています。週末でゆっくり楽しめるとあってか、家族連れや年配の方々が比較的多い様子。ブースでは、日本の郷土文化を体験参加できるものや、ハワイのクラフトなどが展示販売され、ゆったりとしながらも楽しげな雰囲気でした。ステージではパレードに先立ち、各団体によりパフォーマンスの一部が披露されています。実はわたしがここへ来たのも、ハワイの若き歌姫といわれるライアテア・ヘルムのライブを聞きたかったから。入場無料でしたので、とってもお得な気分でした。

▲ハワイアンクラフトに、日本の華道や折り紙教室など、多彩な文化色のブースが並んでいます。

▲ステージではパフォーマンスが終わるたびに、温かい拍手喝采が送られていました。

▲お目当てのライアテア・ヘルムにはCDにサインをしてもらい、ちゃっかり記念撮影もお願いしちゃいました。

■いよいよカラカウア大通りのパレードがスタート
 3部構成のパレードは4時半より開始。車両通行禁止となったカラカウア大通りには、まだ西日がまぶしいうちから、場所取りで陣取る方々に埋め尽くされています。サラトガ通りを起点とし、花火の合図と共にパレードはスタート。まずはホノルル警察先導オートバイ隊が登場し、「ハワイアン・パレード」と題された第1部が幕開け。今年の注目は、ここ数年で大躍進のハワイ出身ゴルファーの中でも、アマチュア選手として大いに注目を浴びているタッド藤川選手。毎年おなじみの市長や、桜の女王などの参加者もお祭りを心から楽しんでいる様子で、沿道の方々に笑顔で手を振っていきます。その後もマーチングバンドやフラの団体が、息のあったチームワークでパフォーマンスを披露していきます。

▲最初はホノルル警察のオートバイ隊が登場。スロースピードでありながら列を崩さない運転技術はお見事。

▲今年のソニーオープン・イン・ハワイで大奮闘したタッド藤川選手。若旦那風にハッピが妙に似合いますがまだ16歳。

▲マーチングバンドは、おそろいの制服姿で隊列を保ち進みます。初々しい高校生バンドは、少し緊張気味でした。

▲色鮮やかな伝統服をまとった韓国人会をはじめ、沖縄県人連合会などハワイならではの地域団体が参加。

▲桜の女王をはじめ、水仙の女王、ミス韓国などのビューティーも参加し、パレードを華やかに彩ります。

▲慣れない歩きながらのフラに少し戸惑いつつも、この日のために一生懸命練習してきたことは伝わってきました。

■各地域の団体が登場し、祭りの盛り上がりは最高潮へ
 「パフォーマンス・パレード」と題された第2部は、踊りや歌によるパレードの連続で、会場は徐々に盛り上がりを見せていきます。個人的に印象深かったのが、田園高校によるダンスパフォーマンス。若さあふれる今風のダンスで、道路幅いっぱいに踊りを披露してくれました。オーストラリア原住民アボリジニのダンスや、台湾の九族文化村の伝統民族パフォーマンスなど、国際色豊かなパレードも2部の特徴です。

 空が夕暮れ掛かったころ、フィナーレとなる第3部、御輿・山車連合渡御がスタート。日本ではお馴染みの祭りの風景ですが、実はハワイやカリフォルニア州からの参加なのです。アメリカ人も日本人も「わっしょい、ワッショイ」と声を荒らげ気合を入れて御輿を担ぎます。最後は日本の夏祭りの代表格、ねぷたとだんじりが登場。歩道ぎりぎりまで迫り、見る者を興奮させながら拍手喝采のうちにパレードは終了したのでした。

▲DJ OZMAの「アゲアゲEVERY騎士」にあわせた高校生らしい弾けるダンスは、外国の方にも大ウケでした。

▲裸体に派手なペイントのオーストラリアの原住民アボリジニのディゼダンス。見た目に反して踊りはややコミカル。

▲かわいらしい子ども御輿。おそろいの赤いTシャツに、短パンとスニーカーというの格好はいかにもハワイらしい。

▲存在感たっぷりの相撲御輿。まずしこを踏み出すように左足が、そして塩を撒くように腕が挙がったのは驚き。

▲青森県・弘前のねぷたが登場。このあたりから沿道の人々も立ち上がり、一体となってフィナーレに向かいます。

▲男の荒々しい祭りの代表格だんじりは、こちらに突っ込んでくるかと思うほど縦横無尽に駆け巡り迫力満点。

取材を終えて
 ということで、約3時間にわたるグランドパレードは大盛況のうちに終了しました。このフェスティバルを毎年楽しみにしているという地元の方が多いと聞いたのも納得。ハワイらしく、いろいろな地域の祭りを一度に楽しめることが人気のポイントなんでしょうね。各会場での催し物もほとんどが無料なので、みなさんもこの時期にハワイに来られたらぜひ参加してみてください。

公開日
: 2007年 3月 21日
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