保健局がデング熱に関する注意喚起を実施

2024.04.16

日刊ローカルニュース

ハワイ州保健省は、オアフ島ハレイワ地区のボート港近くでデング熱感染者を確認したほか、同地域でヤブカ属のヒトスジシマカが大量発生も確認されたと発表。同地区でデング熱への感染のリスクが高まっているとして注意喚起を行っている。

州の疫学者サラ・ケンブル氏は「 デング熱は感染した蚊に刺されることで伝染します。ハレイワ地区は多くの住民や観光客の行き来が多い地区で、より多くの人が蚊に刺される可能性が高くなります」とコメント。当局では当該地区でのデング熱の感染に関して注意深く監視を続けるとともに、ウイルスの蔓延を防ぐため、家庭や企業で無料検査を実施したり、対象地域に殺虫剤を散布して蚊の繁殖を阻止するなどの措置を行っているとしている。

当局ではこのほか市民に対し、自宅周辺に放置されているバケツやプランターなどに溜まった雨水から蚊が繁殖する可能性があるとして、蚊の幼虫の発生源を作らないようにしてほしいと注意を促しているほか、外出の際には長袖、ズボン、ゆったりとした服を着用し、露出した肌には蚊よけスプレーを塗布することや、屋内にいる時は室内に蚊が入らないように窓やドアを閉めるなど、蚊に刺されないような対策を行うよう促している。

なお、ハワイ州内で2023年1月以降、10名のデング熱感染者が確認されているものの、いずれの感染例もデング熱がよく見られる中南米やアジアの国に最近渡航した人物の発症で、現時点で州内でデング熱の流行等は確認されていないとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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