カピオラニ・コミュニティ・カレッジの調理専攻の学生と講師らが、ハリケーン「ロウェル」で被災したカウアイ島の学生を支援するため、温かい食事を調理して届けている。
食事はオアフ島で調理して冷凍し、カウアイ・コミュニティ・カレッジへ空輸された。同校の学生には10月を通じて無料のランチが提供された。
この取り組みは、カウアイ・コミュニティ・カレッジのマーガレット・サンチェス学長とカピオラニ・コミュニティ・カレッジのミサキ・タカバヤシ学長が、ハリケーンによって自宅や仕事、日常生活に影響を受けた学生を支援する方法について話し合ったことをきっかけに実現した。
カウアイ・コミュニティ・カレッジが実施した学生への影響調査では、回答者の約40%が食料や食料品を失い、半数以上が収入の減少や労働時間の削減を経験した。また、約4分の3が停電やインターネットの利用停止に見舞われたことが分かった。
同校の学生、ブランドン・ラウス氏は、「仕事をかなり休まざるを得ず、給料にも影響が出た。私たちは固定給ではないので。食事を提供してもらえることで、食料を買いに行かなくて済むのは助かる」と話した。
カピオラニ・コミュニティ・カレッジの調理専攻の学生と講師らは、加熱調理後に急速冷却する「クックチル方式」を用い、毎週約150〜200ポンド(約68〜91キログラム)の食事を準備。その後、包装してカウアイ島へ空輸した。
メニューには、チリとライス、酢豚、チキンカレーなどが含まれていた。
リフエ出身で、カピオラニ・コミュニティ・カレッジで調理を教えるアラン・ツチヤマ講師にとって、この支援活動は特別な意味を持つものだった。
ツチヤマ氏は、「金銭面でも、食料の提供でも、ボランティアでも、どんな形であれ、できる限りカウアイ島を支援すべきだと思う」と語った。
カウアイ・コミュニティ・カレッジのサンチェス学長は、今回の食事提供は実際的な支援になるだけでなく、地域のつながりを感じさせるものでもあると述べた。
「コミュニティ・カレッジ同士の連帯や地域のつながりを示すだけでなく、学生たちに直接的で実質的な支援を届けることができた」と話した。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

