マウイ島の学生が製作した「ロボット犬」が注目

2026.09.04

日刊ローカルニュース

マウイ郡内の5つの小学校・中学校・高校から数十人の学生が土曜日、ワイレア・ビーチ・リゾートで開催されたマウイ経済開発委員会(MEDB)の「ケ・アラヘレ・エデュケーション・ファンド」支援イベントに参加し、高度な技術を駆使して製作した作品を披露した。

約400人の支援者が参加し、マウイ郡全域のSTEM教育プログラムのために約17万5,000ドルが集まった。複数の受賞歴を持つチームを含む学生や教師たちは、こうした支援がどのような成果につながるのかを示した。

マウイ高校12年生のトビー・ナウモフさんは、「デンバー地区大会を勝ち抜いて、世界大会まで進んだ。こうした大会に参加するための資金や、ロボットを作るための部品の購入に資金が必要だ。競争力を維持するためにも、資金援助を受けることはとても重要だ」と話した。

モロカイ島のカウナカカイ小学校で5年生を教えるカウィカ・ゴンザレス氏は、MEDBの支援がなければ、現在のようにプログラムを発展させることはできなかったと語る。

「MEDBは初日から私たちを支援してくれた。ロボットや必要な教材を用意してくれたことで、生徒たちとさまざまな授業や活動に取り組むことができた」とゴンザレス氏。

マウイ高校の学生たちは、プログラムしたロボット犬を披露し、観客の前でさまざまな技を見せた。パフォーマンスが大きな注目を集める一方、学生たちが最も誇りにしているのは、このロボットが現実の課題に役立てられていることだ。

コナ・ロウによる洪水の後、学生たちはキヘイのカオノウル・ガルチにロボット犬を送り込み、データを収集。その結果、深刻な浸食が起きていることが明らかになった。

マウイ高校の12年生、ナイオミ・イベラさんは、「ロボット犬に取り付けられる装置を作り、それを地面に掘り込むことで、さまざまな土壌サンプルを採取できるようにした」と説明した。

学生たちは、現地の浸食対策に取り組む政府機関と、収集したデータや発見した内容を共有。
イベラさんは「競技のためだけでなく、エンジニアになる方法を学ぶためにロボットを作った。環境エンジニアになりたい」と語った。

STEMプログラムが子どもたちにもたらす効果を、保護者も実感している。

ロリン・コサカさんは、「創造性や問題解決能力を伸ばすのにとても良いと思う。ゲームを与えられ、どうやって攻略するかを考えなければならない。多くのロボットは似たような形になるが、ときどき誰も考えたことのないような違ったものを生み出すことがあり、それを見るのはとても面白い」と話した。

さらに、「人材の流出は現実に起きている。STEMのこうした基礎的なスキルを身につけることは、州の将来にとって非常に重要だと思う」と語った。

プカラニ小学校でSTEMworks放課後プログラムのサイトコーディネーターを務めるジャネル・タマヨセ氏は、「科学、工学、テクノロジー、数学のスキルは学生にとって非常に重要で、就職につながる力を与えてくれる。こうした重要なスキルを活用し、地元に戻って島をより良い場所にすることにつながればと思う」と述べた。

マウイ郡のリチャード・ビッセン市長は、「若者たちのイノベーションを見ることができる。彼らの創造性によって、何を生み出せるかに限界はないことを示している」と語った。

MEDBは寄付者からの支援を受け、過去27年間にわたってハワイでSTEMworksプログラムを継続してきた。将来のイノベーターを育成し、州のテクノロジー分野を強化することでハワイ経済を多様化することは、MEDBの全体的な目標の大きな柱となっている。

MEDBの社長兼CEOを務めるレスリー・ウィルキンス氏は、「ハワイ諸島では、STEM、医療、テクノロジー、イノベーション、エンジニアリングの分野で求人がある。こうした仕事はここ地元にある。だからこそ、地元で育った人材にここに残ってもらいたい」と話した。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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