ハワイアン・カウンシルは水曜、シー・ライフ・パーク・ハワイの買収を完了したと発表した。これにより、62年の歴史を持つワイマナロの観光施設が初めてネイティブ・ハワイアンの運営下に入ることとなった。
非公開で行われた今回の取引は8月11日に成立。ハワイアン・カウンシルがハーシェンド・ファミリー・エンターテインメントから同施設を取得した。買収額などの財務条件は明らかにされていない。
移行期間中もシー・ライフ・パークは通常通り毎日営業を継続。既存の予約、メンバーシップ、年間パスは引き続き有効となり、従業員の解雇も予定していない。
日々の運営に変更はない一方、ハワイアン・カウンシルは長期的な戦略として、ネイティブ・ハワイアンの文化、海洋科学、教育に重点を置く方針だ。
ハワイアン・カウンシルのCEO、クヒオ・ルイス氏は、「何世代にもわたり、シー・ライフ・パークは人々がハワイの海洋生物の美しさを知る手助けをしてきた。今、私たちに与えられた機会は、より深いことを理解してもらうことだ。これらの動物は、常にハワイの物語の一部だった」と述べた。
さらに、ネイティブ・ハワイアンの管理下で、シー・ライフ・パークをカマアイナがそうしたつながりを再確認し、訪問者が何世代にもわたって島々を守ってきた人々の声や価値観を通してハワイを体験できる場所にしていきたいとした。
シー・ライフ・パークは州有地に位置し、ハワイ州土地・天然資源局(DLNR)が管轄し、現在ハワイ・パシフィック大学(HPU)がマスターリースを保有している。
ハワイアン・カウンシルは既存のリース契約のもとで運営を継続し、今後の教育・研究プログラムについてHPUや州機関と協力する方針だ。
動物のケアを担当するスタッフも引き続き在籍し、通常の獣医療や飼育管理を継続。
施設の当面の計画として、在来植物を取り入れた景観整備、文化に関するストーリーテリングの拡充、教育プログラムの更新を予定しているほか、学校との連携拡大や地域住民の利用機会を増やす可能性についても検討する。
シー・ライフ・パークは、ハワイ・ホールディングス&インベストメンツ(HHI)の完全子会社であるアトラクションズ・ハワイが運営する。HHIはハワイアン・カウンシルの営利部門で、商業事業を通じて同カウンシルの幅広い地域活動に必要な資金を生み出している。
買収元のハーシェンド・ファミリー・エンターテインメントで動物園部門のシニア・バイス・プレジデントを務めるエリック・ローズ氏は、「施設の将来を検討する中で、その責任を理解するオーナーを見つけることが重要だった」と述べた。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

