カウアイ島の矯正施設で大工育成プログラム開始

2026.08.10

日刊ローカルニュース

カウアイ島の受刑者が、服役中に就職準備や高等教育を受けられる新たなプログラムが始まった。

このプログラムは、カウアイ・コミュニティ・カレッジ(KCC)とカウアイ・コミュニティ矯正センター(KCCC)の連携により開始された「カウアイCCカーペントリー(大工)プログラム」で、出所が近い受刑者を対象に、キャリアにつながる技能の習得と、学位取得を加速できる資格の取得を目的としている。

この夏、KCCの大工講師デューク・ラング氏は、KCCCで16人の受刑者を対象に、同校の継続教育・職業訓練部門(OCET)が提供する大工のマイクロクレデンシャル(短期認定資格)講座を担当した。

KCCCの教育スペシャリスト、ダーシー・ヤマモト氏は、「受講生は積極的に取り組み、たくさん質問をしている。将来何をしたいのか、どのような道へ進みたいのかを考えるきっかけになればと思っている」と話した。

受講生は実習の一環として、施設内の教室とオフィススペースを新たに建設しており、完成後は教育スペースが拡充される予定だ。

施設完成後は、追加の講座の受講や履歴書作成、就職活動支援など、さまざまな就労支援プログラムも利用できるようになる。

ラング氏は、「服役を終えて社会に戻る人たちに、新たなチャンスを提供したい。受講生からは『この技術が役に立つことがよく分かった。出所したら会いに行きたい』という声が寄せられている」と語った。

マイクロクレデンシャルを修了した受講生は、基礎課程の単位が認定され、KCCの応用科学準学士(大工専攻)課程へ進学した場合、入門科目が免除される。

来月出所予定のスティーブン・スパイナーさんは、「服役中にこのプログラムが始まったのは、本当に絶妙なタイミングだった。奇跡のように感じる」と話した。

スパイナーさんは、服役前に大工を目指してカウアイ島へ移住しており、このプログラムを通じて再びその情熱を取り戻したという。

OCETの教育スペシャリスト、ポマイ・バークハート氏は、「受講生はKCCCを出る時、大きな自信を持っているはずだ。知識は力であり、一度身に付けた知識は誰にも奪えない」と話した。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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