ハワイ州教育局は、火災によって焼失したマウイ島ラハイナ地区のキングカメハメハ3世小学校について、陸軍のサポートを受け、来年1月には仮校舎を完成させ、児童の受け入れを行いたいとの意向を発表した。
西マウイ地区選出のアンガス・マッケルベイ上院議員によると、キングカメハメハ3世小学校に関し、マウイ島とラナイ島の間に地震断層があり、地震が発生した場合には津波が発生する可能性などがあったため、火災の前から歴史ある学校の移転作業が進められていたとコメントしている。
通常、ハワイで学校を移転する場合には10年ほどかかる可能性があるとされているものの、陸軍のジェシー・カリー大佐は、仮校舎建設までは約95日かかるとの試算を発表。95日間には、教育省と協力して仮校舎の仕様と設計を最終決定し、用地準備を行って仮設施設を設置する請負業者を見つけるまでの時間が含まれているとしている。
なお、キングカメハメハ3世小学校の児童は現在、近隣のプリンセス・ナヒエナエナ小学校の校舎のほか、テントなどを利用して授業を受けており、当局では、焼失したキングカメハメハ3世小学校の代替校として、カパルア空港近くのプレレフアに仮キャンパスの建設を進めている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ