ホクレアがアラスカ州ヤクタトに到着

2023.06.04

日刊ローカルニュース

古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアが、アラスカ州ヤクタトに到着。現地のアラスカ先住民指導者などとの交流を行った。

ヤクタトで行われたホクレアの乗務員の歓迎会では、魚のスプレッド、スモークサーモン、サーモン寿司、ニシンの卵、スモークカキのクリームチーズなど、さまざまな魚料理が提供されたほか、民族ダンスや歌のが披露され、アラスカの先住民がハワイ先住民と同様に、海といかに深い絆を持っているかについて学ぶことができる機会となった。

アラスカ南東部にある小さな集落であるヤクタトでは、人々が今でも家族や地域社会のために魚を釣ったり、狩りをしたりして食料を確保しているような場所で、ヤクタトのマウント・セント・イライアス・ダンスのリーダーであるグロリア・ウルフ氏は「ヤクタトに上陸した人々を歓迎する方法は、ヤクタトにいる私たちだけが知っていることです。航海カヌーがヤクタトに寄港するのは100年以上ぶりで、ホクレアがヤクタトに来たことで、小さな子どもたちにも古代から続く歓迎方法について紹介する良い機会となりました」とコメント。

ポリネシア航海協会トンプソン氏も「太平洋を一周するホクレアの次の偉大な旅は、私たちの島である地球の文化と伝統を取り戻すことです。私たちは海の民として団結しなければなりません」と語っている。

なお、ホクレアは今夏より、アラスカ州より「モアナヌイアケア(地球への旅)」と呼ばれる新たな4年間の航海に挑む予定で、アラスカからメキシコ、中南米を経てニュージーランド、メラネシアを巡り、最終目的地である日本へ到着する計画となっている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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