州内でADHDの薬が不足

2023.06.04

日刊ローカルニュース

ハワイ州内では、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療薬であるアデロールが昨年10月より不足しており、患者や医療関係者が薬の入手に苦労していることが明らかになった。

精神科を専門とする看護師ワイルア・ブランドマン氏は「一カ月分の処方箋を常に調剤することができておらず、アデロールの在庫を確認するために複数の薬局に問い合わせをする必要があります」とコメントしている。

マウイ島で薬局を経営している薬剤師のコリー・レハノ氏はアデロール不足の原因として、薬の需要が増加しているにもかかわらず、供給がほぼ変わっていないためと指摘。また、ほかの医薬品も連邦政府によって厳しく制限されている有効成分の不足によって影響を受けているほか、薬局が注文できるアデロールの量も制限されており、ほぼ毎日、アデロールの処方を希望する利用者を断る必要があるとしている。

レハノ氏はこのほか、アデロールの低価格のジェネリック医薬品はほとんど入手できない状況で、多くの保険会社がブランド名の同薬をカバーしないため、患者は薬代だけで最終的に800ドルを自己負担することになるだろうとコメント。現時点でアデロールの在庫不足の解決時期は不明であるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

キーワードから探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
島・エリア
CLOSE
CLOSE
お店を探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
目的別一覧ページ
はじめての方へ
CLOSE
CLOSE
page top