野鳥保護のために数百万の蚊を放出予定

2023.05.01

日刊ローカルニュース

ハワイ固有種の野鳥が、蚊が媒介する病気である鳥マラリアに感染して急激に減少していることを受け、マウイ郡では来月より、数百万のバクテリアの組み換えが行われた雄の蚊が野生に放出される予定であることが明らかになった。

マウイ森林鳥類回復プロジェクトのニコール・ファーガソン氏は「かつてハワイ州には、50種類以上の固有の森の鳥が生息していましたが、現在、州全体で残存しているのは17種のみとなっているほか、マウイ島には生息しているのは6種のみで、そのうち3種は現在絶滅の危機に瀕しています」とコメント。

今回計画している雄の蚊の野生への放出計画に関して、現時点で、マラリアから鳥を守る方法は、蚊の個体数を減らす以外ないとし「蚊は、雌の蚊だけが人間や鳥を刺すほか、同じバクテリアを持った雄と雌の蚊の組み合わせの場合のみ、生まれた卵が孵化することがわかっています。今回、雄の蚊のみを捕獲し、捕獲した雄の蚊のバクテリアの組み換えを行ってから野生に放出することで、蚊の個体数を減らし、うまくいけば貴重な野鳥を保護することになるでしょう」としている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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