モンクシールの子育てのためにカイマナビーチを一時閉鎖

2023.04.21

日刊ローカルニュース

州当局は、オアフ島カイマナビーチで絶滅危惧種であるハワイアンモンクシールのベビーが誕生したことをうけ、今後5~7週間、カイマナビーチを一時的に閉鎖すると発表。ビーチ利用者に対して理解と協力を呼び掛けている。

国土天然資源局では、モンクシール母子の保護のため、カイマナビーチの周囲50 ヤードに警戒線や警告板を設置するとともに、24時間体制での監視を実施。水中のモンクシールの保護のため、ジェットスキーに乗った警官による監視なども行われている。

専門家の一人は「モンクシールは、ビーチエリアから離れた場所に移動する可能性もあり、モンクシールの授乳期間中となる今後5 ~ 7 週間、カイマナビーチエリアで泳ぐのは安全ではありません」とコメント。出産直後で子育て中の野生動物は通常と比較しても攻撃的になりやすいため、モンクシールが安心して子育てできるよう、離れた場所から見守ってほしいとしている。

なお、ビーチエリアに設けられている立ち入り禁止区域に立ち入った場合、故意に絶滅危惧種に嫌がらせをしたり傷つけたとした罪状などで、起訴または逮捕となる可能性がある。

カイマナビーチでは昨年7月、ビーチで子育て中だったモンクシールのロッキーが、モンクシールから距離を保つようにという警告を無視し、自分と子どもに近づきすぎたスイマーを攻撃する事故が発生していた。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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