医療輸送機の墜落を受けて州知事が緊急事態宣言を発令

2022.12.18

日刊ローカルニュース

ハワイ州の新州知事であるジョシュ・グリーン州知事は16日(金)、マウイ島沖でハワイ島へ向かっていた医療輸送機が墜落した事故を受け、緊急事態宣言を発令。国防軍のブラックホーク医療救護ヘリコプター2機が直ちに稼働を開始している。

グリーン州知事は今回の緊急事態宣言の発令について「地方における医療サービスの欠如に対処する必要性を補強するものです」とコメント。州知事が緊急事態宣言を発令したことで、ハワイ・ライフ・フレッツの親会社であるグローバル・メディカル・レスポンス社がハワイ州内で業務を行うことができるほか、同社所属しているハワイ州外のライセンスを保有している医療スタッフがハワイ州で任務を行うことができる。また、軍の医療救護ヘリコプターなども島内間での患者の移送を行うことが可能となっている。

ハワイ州内にある隣島の医療施設では、1日に約15人の患者をオアフ島へ送り、重症患者の治療を行っており、ヒロ・メディカル・センターのコミュニケーション・ディレクター、エレナ・カバツ氏は州知事が緊急事態宣言を発令したことで、リスクの高い産科や小児科の患者、重度の脳卒中や心臓発作、そして頭部外傷の患者など、緊急性の高い患者の治療を引き続き行うことができるとしている。

なお、15日(木)21:30頃にマウイ沖で墜落したハワイ・ライフ・フライト社所有のC90ビーチクラフト・キングエア機や3名の乗組員の行方は17日(土)にも不明のままとなっており、沿岸警備隊などが懸命に捜索作業にあたっている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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