アビゲイル・カワナナコア氏が永眠

2022.12.13

日刊ローカルニュース

オアフ島ダウンタウンにあるイオラニ宮殿の関係者は12日(月)、ハワイ王朝の末裔であったアビゲイル・カワナナコア氏が永眠したと発表した。96歳だった。

関係者は、カワナナコア氏の死因については明らかにしていないものの、11日(日)にヌウアヌウ地区にある自宅で妻のヴェロニカさんと親しい友人らに見守られながら息を引き取ったとしている。

カワナナコア氏の祖母であるアビゲイル・キャンベル・カワナナコア氏は、カラカウア国王夫妻の甥で王位継承者であったデービット・カワナナコア王子と結婚。王子が亡くなった後にカワナナコア氏を養子として迎え入れていた。

ハワイ王室の末裔であるカワナナコア氏は「最後のアリイ」と呼ばれ、長年にわたり、ハワイ先住民の学生への奨学金、ホノルルの鉄道輸送計画への反対、マウナケア山の30メートル望遠鏡に対する抗議活動の支援、カラカウア王とカピオラニ女王の所有物の一般公開のための寄贈、イオラニ宮殿の維持など、その莫大な財産を活用して多くのハワイ先住民やその文化を保護するための活動を支援する慈善活動家として知られていた。

なお、カワナナコア氏の葬儀の日程などは現時点で未定となっているものの、ハワイ州のグリーン州知事は、18日(日)まで州議事堂とすべての州庁舎で半旗を掲揚するとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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