38年ぶりにマウナロア山が噴火

2022.11.28

日刊ローカルニュース

アメリカ地質調査所(USGS)は28日(月)、ハワイ島のマウナロア山が38年ぶりに噴火したと発表した。標高13,681フィートの火山ではここ数週間、地震活動の増加が確認されており、当局などが噴火に対する警戒を強めていた。

ハワイ火山観測所の科学者によると、噴火は27日(日)23:30ごろ、マウナロア山の頂上カルデラであるモクアウェオでスタート。当局のウエブカメラには、溶岩が噴出する長い亀裂がはっきりと映し出され、溶岩流がカルデラの底に沿って広がっている様子が確認できたとしている。

なお、ハワイ州緊急事態管理局によると、28日(月)の5:00の時点で、マウナロア山のカルデラ南西部に溶岩が溢れ出ているという報告がいくつか確認されているものの、人口密集地を脅かすような兆候は見られないとしている。

また、現時点で今回の火山の噴火に伴う避難勧告は出されていないものの、ハワイ郡当局では、南コナ海岸から住民が自主避難しているとの報告を受け、パハラ地区にあるのロバート・ハークス体育館と、カイルア・コナ地区の旧空港体育館に避難所を開設している。

このほか国立気象局では、28日(月)10:00まで降灰注意報を発令。とくに、火山の灰や火山ガスなどによって呼吸器系疾患を持っている人は健康上の問題が生じる可能性があるとして、注意を呼び掛けている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

キーワードから探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
島・エリア
CLOSE
CLOSE
お店を探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
目的別一覧ページ
はじめての方へ
CLOSE
CLOSE
page top