ハワイ州が約3年ぶりに干ばつ地区ゼロに

2022.01.15

日刊ローカルニュース

米国立気象局は、最近の降水量の増加により、ハワイ州では約3年ぶりに干ばつとされる地区がない状態になったと発表した。ハワイ州では2018年11月以来、州内の一部の地域で降水量が少ないために干ばつ状態が続いていた。

当局関係者は「2021年12月は過去50年間でもっとも降雨量の多い12月となり、州内での干ばつ状況が解消されました。南風が乾燥した風下地域に必要な水分をもたらし、雨によって川も増水したことで、干ばつ地域にも緑が戻ってきました」とコメントしている。

ただし、モロカイ島西部やラナイ島、マウイ島などでは野生のシカの頭数増加が深刻化しており、州土地天然資源局のジェームス・エスパニオラ氏は「せっかく干ばつ状態が解消して緑が戻ってきても、餌を求める野生のシカによって植物が食べつくされてしまい、草の生えていないむき出しの土壌が拡大してしまいます」とコメント。モロカイ島南部では堆積した土が海に流れ込んで海水が茶色になる状況も確認されており、モロカイ島のリン・デコイト上院議員は、当局がシカの個体数を監視し、制御することができるよう、資金を増やすことを望んでいるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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