オアフ島カカアコ地区のワイマヌ通り沿いにある民間博物館「ホーム・オブ・ザ・ブレーブ・ハワイ」が、財政難に陥り、閉館の危機に直面していることが明らかになった。
ホーム・オブ・ザ・ブレーブ・ハワイは、1942年製の軍用バイクや第二次世界大戦時代に使用されたジープなど、戦争関連の遺物を多数保有。関係者は、1991年の開館以来、10万人以上の退役軍人やその家族が来館したとしている。
博物館の経営者であるグレン・トムリンソン氏は、近年は大手旅行会社との競争の激化や、博物館の案内をしてくれていた第二次世界大戦に参加した退役軍人の人々が他界したことなどにより、ツアーの催行を数年前に取りやめることになったほか、若年層の来館者の減少が財政難につながっているとしている。
博物館は、現時点で12月28日(土)までの資金しかなく、トムリンソン氏は「それ以降のことはまったくわからない」とコメント。GoFundアカウントを開設し、支援者からの寄付を募っている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ