水温上昇でサンゴの白化現象を懸念

2019.08.26

日刊ローカルニュース

NOAA(米海洋大気局)は、ハワイ近海に生息しているサンゴ礁の多くが白化現象を起こす可能性が高いとする調査データを発表した。

NOAAによると、ハワイ近海に生息しているサンゴ礁は、地球温暖化による海水温の上昇によって、今後2カ月の間に白化を開始する可能性が高いとの見解を発表。今年8月中旬時点での海水温は、今までよりも3度ほど高くなっており、2014年と2015年に発生したサンゴ礁の白化現象と同様のことが引き起こされる可能性があるとしている。

研究者は、サンゴ礁の白化現象は、サンゴが水温の変化などの大きなストレスにさらされた際に引き起こされ、水温の高い状況が長引いたりした場合には白化現象後にサンゴ礁が死滅することにもつながることもあると指摘。白化現象中のサンゴ礁にかかる2次的なストレスを軽減することで、サンゴ礁の死滅を回避できる可能性が高まるとして、海に潜る際にはサンゴ礁に触れないことや、ダイビングの際に海中でサンゴ礁の上に乗らないこと、サンゴ礁に有害な成分を含んでいない日焼け止めの使用することなど、海へ入る市民に対し、サンゴ礁への負担軽減を求めている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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