経済政策研究所が発表した最新の調査結果で、ハワイ州内で必要となる乳児保育の平均金額が、4年制大学の学費よりも高額であることが明らかになった。
最新の調査結果によると、ハワイ州内にある乳児保育施設の1カ月の平均額は$1,100以上、年間では$14,000近くで、年間$11,304のハワイ大学マノア校の学費より負担が大きいほか、全米で12番めに高い水準となっている。
また、ハワイ州内にある4歳児向けの幼稚園の平均学費は、1カ月平均$745、年間平均約$9,000で、乳児と幼児の2人の子育てを行っている世帯の年間育児負担額は$22,000超となっている。
同レポートでは、ハワイの年間平均世帯額である$85,000の家庭で乳児と幼児の育児を行う場合、収入の26%以上が育児費用として必要となるほか、州の最低賃金で働いている世帯の場合、1人の乳児の保育費を確保するためだけに34週間フルタイムで働く必要があるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ