天文台職員の山頂へのアクセスが可能に

2019.07.30

日刊ローカルニュース

巨大望遠鏡(TMT)の建設反対派は28日(日)、反対派がアクセス制限を行っているマウナケア・アクセスロードの封鎖を緩和。山頂にある天文台に勤務している職員のアクセスロード利用を許可すると発表した。

反対派の関係者は「当局が、マウナケア山頂にハワイ先住民やTMT建設に反対する活動家などが乗った車両1台がマウナケア山頂へ行くことを許可することを引き換えに、天文台の職員の山頂へのアクセスを認めます」とコメント。天文台のメンテナンスを行うために山頂へ向かう職員のアクセス制限は行われなくなるだろうとしている。

しかし天文台関係者は、反対派の人々との間でマウナケア・アクセスロードへのアクセスに関する取り決めなどはないと反論。29日(月)の時点で職員のマウナケア山頂へのアクセスは実現していないほか、マウナケア山頂へは、技術者だけでなく、そのほかの職員や現地の請負業者や販売業者なども安全にアクセスできるようにならなければならないとしている。

マウナケア山へ向かうマウナケア・アクセスロードは、TMT建設開始が予定されていた約2週間前より、建設反対派の人々によって一時的に封鎖状態となり、天文台側では、職員の安全確保などを理由に多くの職員をマウナケア山から下山させるなどしていた。その後、天文台では限られた人数の職員のみが天文台のメンテナンスなどを行う状況が続いており、研究者らは、山へのアクセスが制限されたことで、1年分に相当する研究の遅れが生じているとことになったとしている

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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