マウナケア山へのアクセス制限が研究者にも影響

2019.07.27

日刊ローカルニュース

巨大望遠鏡(TMT)の建設をめぐって一時的にアクセスができなくなっているハワイ島マウナケア山では、山頂にある天文台に勤務している研究者の人々の勤務体制などにも影響を及ぼし始めている。

マウナケア山へのアクセス路は、建設反対派の人々によって一時的に封鎖状態で、天文台側では先週、職員の安全確保などを理由に多くの職員をマウナケア山から下山させ、現在、50~75名の職員のみが山頂へのアクセスが可能な状況となっている。なお、天文台では通常500名以上の職員が勤務している。

天文台に勤務している関係者のひとりは「TMTだけでなく、マウナケア山頂にあるすべての天文台が撤去されるなどの決定が下された場合、職を失うことになります。天文台で働くことを夢見て大学を卒業し、生活をしていますが、職を失った場合には、ハワイで同様の仕事を見つけることはできないでしょう」とコメントしている。

また、アクセス路への立ち入り制限が行われていることで、山頂での各種業務ができない状態となっており、関係者は「山頂の施設にある貴重で精密な各種機器の状態などもチェックできないでいます」と語り、実際、山頂では必要な調査ができてない状態が続いており、貴重な発見の機会を逃している可能性があるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

 

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