ハワイ州最高裁判所は30日(火)、ハワイ島のマウナケア山に建設が計画されている巨大望遠鏡の設置を支持するとの決定を、賛成4、反対1で下した。これにより、合衆国最高裁判所が同望遠鏡の建設案に関する審議を行わない限り、巨大望遠鏡の建設計画は遂行される見込みとなっている。
マウナケア山の巨大望遠鏡設置計画に関しては、マウナケア山を聖なる場所とする一部のハワイ原住民の人々が建設反対運動を行うなどして望遠鏡の設置に意義を唱えていたほか、環境保護団体からも、望遠鏡の設置による山頂周辺の環境破壊を懸念する声が上がっていた。
今回、州最高裁が支持を決定した巨大望遠鏡は、口径30メートルもある世界最大級のもので、2009年に最初の建設計画が発表されていた。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ