市議会で公有地での寝泊り等を禁じる法案を可決

2018.10.06

日刊ローカルニュース

ホノルル市議会は3日(水)、オアフ島の歩道から屋外居住者の人々を排除することを目的とした2つの条例案を、賛成6、反対3で可決、承認した。

今回市議会が承認した条例51条では、午前6時から午後22時の間、公共の場所での障害物の放置といった妨害行為を禁止するとしているほか、条例52条では、公有地での寝泊りをしている屋外居住者に対して違反チケットを発行する場合、警察官ら法執行官に対し、シェルターなどが提供されているか否かについて確認することを求めている。

しかし今回承認した2つの条例では、施行にあたりホノルル市に対し、今後、どのように屋外居住者問題に対応していくかに関する報告書の提出を求めており、ホノルル市のカーク・コールドウェル市長は「市議会が同案を承認し、市長である私が承認したとしても、法案の施行は予定よりも遅れることになるでしょう」とコメントしている。

また、今回市議会で承認された法案について全米市民自由連合(ACLU)関係者は「ホノルル市内には約5,000人の屋外居住者がいますが、毎晩、シェルターが提供できるベットの数は2,400から2,300です。提供されているシェルターのベット数と利用する人々の人数は同等ではありません」とコメント。同法案は施行されたとしても機能しないだろうとしている。

参考:KITV4

キーワードから探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
島・エリア
CLOSE
CLOSE
お店を探す
ジャンルから探す
島・エリアから探す
目的別一覧ページ
はじめての方へ
CLOSE
CLOSE
page top