州の医師不足問題が拡大

2018.09.20

日刊ローカルニュース

最新の調査結果で、ハワイ州内で働いている医師の人数が減少する傾向が続いており、州内での医師不足問題がさらに深刻化していることが明らかになった。

今回発表された調査結果によると、ハワイ州内で現在フルタイムで働いている医師の人数は2,927人で、専門分野の医師は州全体で約750名不足しており、ハワイ州全体での医師の不足率は約22%にのぼっている。

島別では、オアフ島では現在、384人の医師が働いていて、不足率は約17%となっているものの、ハワイ島での医師の不足率は41%、マウイ島とカウアイ島ではそれぞれ医師の不足率が約33%となっており、オアフ島以外の島での医師不足が深刻な状況となっている。

ハワイ太平洋地区健康教育センターのエグゼクティブディレクターであるケリー医師はハワイでの医者不足について「複雑な健康保険システムなどのため、長年活躍していた医師の引退が続いているほか、生活費が高額すぎて収入と釣り合わないとしてハワイを離れる若手の医師が増えているためです」とコメントしている。

当局では、ハワイで勤務する医師の人数を増やすため、医師に対する税金控除プログラムやローン返済プログラムといったサポートの提供なども行っているものの、なかなか効果はあがっていない。

なお、ハワイ州では医師のほか、看護師や医療助手、心理学者などの医療従事者の不足も問題となってきている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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