世界一周航海を行っている古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレア号姉妹船であるヒキアナリア号が18日(土)、単独でのカリフォルニア航海へ出発した。ヒキアナリア号はカリフォルニア周辺での活動終了後、今年12月には再びハワイに戻ってくる予定となっている。
ヒキアナリア号は太平洋の約2,500マイルを30日ほどで横断する予定で、途中で海水の水質調査のためのサンプリングの収集などの活動を行いながら、サンフランシスコで行われる世界気候行動サミットにあわせ、9月16日前後に北カリフォルニアの海岸に到着する予定となっている。
ヒキアナリア号のカリフォルニア航海は、当初の予定では、約3週間前にはハワイを出航することになっていたものの、ハリケーンのハワイ諸島接近などに伴い遅延となっていた。
ヒキアナリア号は、太陽光と風量でのみ起動し、近代計器を一切使わず、自然の動きを頼りに航海を行う古代式カヌーとして知られている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ