スクーターシェアリングプログラムの試験導入が遅延

2018.07.02

日刊ローカルニュース

オアフ島で5月に一時的に運用を行い、ホノルル市からの要請を受けてサービスの提供を中止している電動スクーターのシェアリングプログラム「Lime Bike」の試験導入が、予定よりも遅延している。

「Lime Bike」の試験導入に関しては、ホノルル市のトレバー・オザワ議員やアン・コバヤシ議員らが、市側とLime Bike社が協力して1年間の試験導入を行うという計画を立ち上げ、働きかけを行っていたものの、ホノルル市運輸局では、Lime Bike社の試みが全米の他都市で失敗しており、ホノルル市での試験導入に躊躇していることが明らかになっている。

ホノルル市運輸局のジョン・ノウチ氏は「Lime Bike社のプログラム導入に関し、7月に行われる市議会会合までに、関係部署や市民からの意見を集めるよう指示されています」とコメントしている。

Lime Bike社は、今年5月9日にオアフ島内で運用を開始したものの、ホノルル市当局から正式な許可を得ずに営業を開始している違法営業であるほか、条例違反もあるとして運用の中止を勧告されている。

なお、Lime Bike社が提供する電動スクーターに関しては、歩道を合法的に共有していいのか否かといった問題や、電動スクーターが州が定めるライセンスに関する要件を満たしているか否かといった問題も指摘されている。

参考:KITV4

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