ハワイ州で2ベットルームの賃貸物件を借りるためには、時給$36.16が必要であることが最新の調査結果によって明らかになった。
国民低所得住宅連合によって発表された調査結果によると、ハワイ州の住民の43%が賃貸物件で生活しているほか、その多くの人々が月収の30%以上を賃貸料金の支払いにあてており、現在のハワイ州の最低賃金である1時間$10.10で生活している人の場合、平均$1,879の2ベットルームの賃貸料金を支払うためには、週に143時間は働く必要があるとしている。
同調査では、ホノルル市内で2ベットルームの物件を賃貸するためには時給$39.06が必要となっているものの、サンフランシスコでは時給$60、サンノゼでは時給$48.50、オークランドでは時給$44.79が必要であるとの結果も同時に発表されている。
いっぽう、全米で最も少ない時給で2ベットルームが賃貸できるのは、時給$13.84が必要とされたアーカンソー州で、時給$14.10のウエストバージニア州、$14.33のサウスダコタ州が続いている。
なお、ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は、手ごろな価格帯の賃貸物件の建設案を承認。2030年度までに25,000件以上の手ごろな価格帯の賃貸物件を建設するため、5億7千万ドルの経費を投じるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ