【2024年最新】MPC(モバイル パスポート コントロール)の使い方完全ガイド ハワイ旅行者向け・米国入国審査をスムーズに!

【2024年最新】MPC(モバイル パスポート コントロール)の使い方完全ガイド ハワイ旅行者向け・米国入国審査をスムーズに!

ハワイ到着後の米国入国審査がスムーズになるMPC(モバイル・パスポート・コントロール)の使い方を解説。アプリのダウンロードから入国審査の流れまでをガイドします。

公開日:2024.09.25

更新日:2024.10.01

ハワイのお役立ち基本情報

ハワイ到着後、誰もが通る入国審査。
列で長時間待たなければならないほど混雑することもあります。

待ち時間を少しでも短縮したい…という方におすすめなのが、パスポート情報や税関申告書などをオンラインで提出できるMPC(モバイル・パスポート・コントロール)アプリ。
利用すると、入国審査の待ち時間や煩わしさを解消し、スムーズに通過できるようになります。

今回は、MPCアプリの使い方や対象者、条件などを詳しく解説。旅行前にチェックして、ぜひMPCアプリを活用してみてくださいね。

※この記事の内容は2024年9月25日現在のものです。

MPCとは

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

MPC(Mobile Passport Control/モバイル・パスポート・コントロール)は、米国税関・国境警備局(CBP)が提供するスマートフォン・タブレット用の無料アプリ。入国審査前に、アプリでパスポート情報、申告書の提出、顔写真の登録しておくとMPC専用レーンが利用でき、入国審査の時間が短縮できます。

●MPC公式ウエブページはこちら(英語)>>>

●iphone用アプリのダウンロードはこちら>>>

●アンドロイド用アプリのダウンロードはこちら>>>

MPCの利用が可能な人・条件

MPCの対象者は、アメリカ市民や永住者だけでなく、カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者、ESTA(ビザ免除プログラム)を利用して渡航する旅行者も利用できます。
ただし、ESTAを申請して米国への旅行が2回め以降の方のみが対象で、渡航が初めての方は利用できないのでご注意を。

1.米国市民
2.米国永住権保持者
3.カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者
4.ESTA認証による渡航者(ESTA初渡航の方は除く)

MPCアプリの使い方

 

ハワイへ渡航前の事前準備

アプリのダウンロード

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

まずはアプリをダウンロード。
App StoreまたはGoogle Play Storeで無料ダウンロードが可能です。アプリを開くと、免責事項が表示されるので、読んでから同意ボタン(Agree)をタップ。

入国方法と利用空港を入力

ステップ1

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

「New Submission」をタップして米国入国予定を作成します。

ステップ2

入国方法と利用する空港を選択します。飛行機でハワイへ渡航する場合は、「Airplane」、「HNL」(Honolulu Daniel K. Inouye International Airport)を選択。

渡航者情報を入力

ステップ1

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

「+ Create New traveler」をタップし、パスポート情報登録ページへ。登録方法はパスポートのスキャンまたは手動入力があり、スキャンを希望の方は「Scan a document」、手動入力を希望の方は「Start from scratch」をタップして必要事項を入力してください。

ステップ2

スキャンを選ぶとスキャナーが開くので、パスポートを読み取ります。情報を全て読み取りきれないことがありますが、不足情報を後から手動入力できます。
手動入力の場合、氏名や生年月日など、必要事項を画面に沿って入力。

米国永住権保持者は、パスポートのほかグリーンカードの登録も行なってください。
渡航者情報はアプリ上に保存しておけるので、次回渡航時は入力不要です。

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

同行する家族がいる場合は、+マークをタップして同様に渡航者情報を入力。子どもがいる場合、子どもの情報も登録してください。

ステップ3

登録が終わったら、渡航者全員を選択し、右上の「Done」をタップ。全員そろっていることを確認し、「Proceed」をタップして次へ進みます。

ステップ4

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

同意書が出てくるので、読んでから一番下の「Agree」をタップします。

税関申告書の用意

ステップ1

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

税関申告に関する質問に「Yes」、「No」で答えてください。質問は全部で6つです。

1.私(私たち)は市販用商品を所持しています。
2.私(私たち)は、現在通貨、または、金融商品にして、$10,000以上の米ドル、または、それに相当する外国通貨を所持しています。
3.私(私たち)は、海外で取得した免税を超える金額の物品を所持していますか?免税額は、通常米国居住者は$800、航空乗務員は$200です。
4.私(私たち)は、果物、野菜、植物、種、食品、昆虫、肉、肉製品、乳製品、動物/野生動物製品、カタツムリ、土壌を所持しています。
5.私(私たち)は、家畜の近くにいました。
6.私(私たち)は、病原体、細胞培養、または生物学的研究材料を所持しています。

ステップ2

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

質問への回答が終わると、次のページで渡航目的を選択します。渡航者名の右ををタップすると「Business」または「Pleasure」が出てくるので、当てはまるものを選択。観光の場合は「Pleasure」です。米国永住権保持者は選択不要です。

ステップ3

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

入力が全て終わると、レビューのページが出てくるので、誤りがないか確認してください。誤りがなければ、ページ1番下のチェックボックスにチェックを入れて「Save CBP Form」をタップ。これで渡航前に行う作業は完了です。

ハワイ到着後の入国の流れ

 

入国審査書類の提出・顔写真の撮影

ステップ1

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

申請に使用したデバイスをWi-Fiまたはデータ通信に接続し、MPCアプリを開くと「Have you arrived at Daniel K. Inouye International Airport」という画面が表示されるので、「Yes, Submit Now」を選択。

ステップ2

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

「Open Camera」をタップするとカメラが起動するので、渡航者全員分の顔写真を撮影し、問題なければ「Use Photo」をタップします。帽子やメガネなどは外し、顔全体を写してください。また、なるべく明るい場所でシンプルな背景で撮影を。

MPCレーンでレシートを提示

ハワイ MPC モバイル・パスポート・コントロール アプリ

顔写真のアップロード完了後、「MPC Receipt」が表示されるので、MPC専用レーンへ進み、画面を提示してください。併せてパスポートの提出も必要なので、用意しておきましょう。MPC Receiptは4時間有効です。

MPCアプリ使用時の注意事項

・目的地の空港到着後、顔写真のアップロードや渡航前に準備した申告書の提出にインターネットが必要です。到着後すぐにインターネットに接続できるよう、渡航前にWi-Fiルーターのレンタル、またはeSIMといった海外で使える通信プランの契約をしておくようにしましょう。

・MPCアプリは、パスポートの代わりにはなりません。MPCアプリ利用時も、パスポートの提示は必須なので、必ず携行してください。

・着陸予定空港が変更された場合、MPCアプリは利用できません。

よくある質問

Q1.MPCはどこで使えるの?

A. 2024年9月現在、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港を含むアメリカの34の国際空港、14の事前通関所、4つの入国港でMPCが利用可能。日本からのフライトが多いロサンゼルスやシアトルの空港でも対応しています。アメリカへの渡航が多い方は手続きが簡略化できるので便利です。

Q2. 複数の家族やグループで利用できる?

A. MPCは家族単位での利用が可能です。渡航者登録画面の「+ Create New traveler」から渡航する家族全員分の情報を入力してください。友達同士のグループ単位での利用はできません。

Q3. MPCとGlobal Entryの違いは?

A. Global Entry(グローバルエントリー)は、国際線での税関手続きや入国審査をスムーズに行うことができる米国市民・永住権保持者向けの有料サービス。申請料は$100で、面接後5年間有効な会員資格が取得でき、待ち時間なしに入国手続きができるほか、TSA PreCheckの会員利用資格も同時付帯されます。

MPCは、対象者が米国市民・永住権保持者に限られておらず、利用料も無料ですが、米国出発前の保安検査には対応していません。


MPCアプリは、2024年現在英語バージョンのみですが、使用方法はそこまで難しくありません。活用するとハワイでの入国審査がかなり時短になるので、ぜひ利用してみてくださいね。

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