オアフ島に一部開通!ハワイ初の鉄道「スカイライン」

オアフ島に一部開通!ハワイ初の鉄道「スカイライン」

2023年6月30日、オアフ島にハワイ初となる鉄道「スカイライン」が一部開通。オープニングセレモニーに参加し、実際に乗車してきました。料金や乗車方法などもご紹介!

公開日:2023.07.05

更新日:2023.07.12

ハワイのイベント・レポート

アロハ! ユウリです。

オアフ島で何年もの間ずっと進められていた鉄道のプロジェクト。

2020年2月に行われたお披露目会で実際に駅構内や列車内を見て以来、ずっと開通を楽しみにしていました。

お披露目のイベントが行われた当時は、2020年末に一部開通予定と発表されていましたが、様々な要因により開通は延期に。「本当に開通する日は来るのかな…?」とさえ思っていましたが……

2023年6月30日(金)、 ハワイ初となる鉄道が「スカイライン」として一部開通!

アロハスタジアム付近にあるハラヴァ駅=クアラカイ駅の区間が開通し、初めての乗客を迎えて運行を開始しました。

今回は、一部開通を記念して行われたセレモニーに参加し、その後乗客として鉄道に乗車してきたので、その様子をお届けします。
料金の支払い方法や乗車方法もご紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。

オープンニング・セレモニー

スカイラインの開通を祝うセレモニーが行われたのは、ハラヴァ駅構内。リック・ブランジアーディ市長をはじめ、ジョシュ・グリーン州知事、スカイラインの現最高責任者ローリー・カヒキナ氏などの関係者によりテープカットが行われました。

ロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏や国歌斉唱後、各関係者が祝辞を述べました。ブランジアーディ市長は、スカイラインのプロジェクトに携わった関係者を讃え、「スカイラインの開通を迎えた今日という日は、歴史的な日であり、ハワイの交通にとって新たな時代の始まりを象徴する日であり、変革をもたらした日です」とコメント。

スピーチを聞いて、オアフ島に初めて鉄道が開通した歴史的な日なんだという実感が深まり、そんな記念すべき日に立ち会えて、うれしく思いました。

スカイラインが乗客を迎えて運行開始

セレモニーの後は、プラットホームに上がり、関係者が乗車。乗客を迎えて運行開始です。
 
ハワイ 鉄道 スカイライン

私も実際に乗車してみました! いよいよこの時が来たんだなぁとドキドキも最高潮に。

車内はこんな感じ。車内は3年前にも見たことがありましたが、窓際で移りゆく景色を眺めながら「本当に走っているんだ…!」と感無量。

椅子に座り列車の揺れにボーッとしたり、吊り革に掴まって立ち乗りしたりしていると、一瞬日本の電車に乗っているような、懐かしい気持ちにもなりました。
 

先頭車両にはこんな特等席も。大きな窓からダイナミックな景色が眺められ、気分は車掌さん(笑)。鉄道好きにはたまらないと思います。
>>>車内の設備詳細はこちら

 

\窓からの眺めを動画でどうぞ/

高架上を走るので、いつもより高い目線で見る西オアフの景色が新鮮に感じました。遠くにダイヤモンドヘッドも見られましたよ〜。特に用事や行き先がなくても、鉄道に乗って景色を眺めるだけでも楽しそうですね。

料金の支払い・乗車方法

 

スカイラインの料金

【片道】

大人(18歳以上) $3
子ども(6〜17歳) $1.50
幼児(5歳以下) 1人まで無料
(幼児2人は子ども1人分:$1.50)
シニア(65歳以上) $1.25

 

スカイラインの運賃は、基本的にザ・バスと同じです。ホロカード1度のタップで片道分の支払いとなり、2.5時間以内であれば無料で乗り換えが可能です。
 
【ワンデー(1日)パス】

大人(18歳以上) $7.50
子ども(6〜17歳) $3.75
幼児(5歳以下) 1人まで無料
(幼児2人は子ども1人分:$3.75)
シニア(65歳以上) $3

 
【マンスリー(1カ月)パス】
 

大人(18歳以上) $80
子ども(6〜17歳) $40
幼児(5歳以下) -
シニア(65歳以上) $20

 

料金の支払い方法

スカイラインに乗車するには、ホロカードが必要です。ホロカードはABCストアやフードランド、タイムスといったスーパーなどで購入が可能です。
>>>ホロカードの詳細はこちら

 

改札を通る前に、ホロカードの残額の確認を。残額が足りない場合は入金をしましょう。入金方法は下のギャラリーでどうぞ。

乗車方法

ホロカードへの入金が完了したら、改札にホロカードをタップして入場。車椅子利用者用に低い位置にカードリーダーが付いている改札や、ベビーカーも通れる広い改札もあります。

階段、またはエスカレーター、エレベーターでプラットホームへ。東行きのイーストボンドと西行きのウエストボンドのふたつのプラットホームがあります。
 

列車が到着し、ホームドアと列車のドアが開たら乗車します。

路線図

今回開通したのは、ハラヴァ駅(アロハスタジアム)=クアラカイ駅(イーストカポレイ)の区間。2025年半ばにはパールハーバーからダニエル・K・イノウエ国際空港を結ぶ区間、2031年にはカリヒ地区からダウンタウンを結ぶ区間が開通予定とのこと。

スカイラインの営業時間

スカイラインの営業時間は、5:00〜19:00(月〜金曜)、8:00〜19:00(土〜日曜、祝日)。現在開通しているハラヴァ駅=クアラカイ駅は片道22分で、10分間隔で運行しています。

スカイラインでの禁止事項

スカイラインの車内では、喫煙、飲食、ゴミのポイ捨てなどが禁止となっています。音を発する機器はイヤフォンの使用が必要です。動物は膝の上または座席の下に収まるサイズのキャリアに入れている場合乗車できます。乗車前に確認し、ルールを守って乗車しましょう。

【禁止事項】
・喫煙(電子タバコ含む)
・飲食
・ゴミのポイ捨て
・引火性物・爆発物・有害物質の持ち込み
・携帯電話の使用(サイレントモードに設定時はOK)
・座席を必要とする人に席を譲らない
・唾を吐く行為
・排便・排尿
・1人で1座席以上の使用

駐車場とザ・バスとの接続

 

駐車場がある駅

今回開通した区間の中には、駐車場や送迎時に使える車寄せが完備されている駅もあります。最寄りの駅まで車を利用する場合はチェックしておきましょう。

【駐車場完備の駅】
・ハラヴァ駅(アロハスタジアム)
・ホノウリウリ駅(ホオピリ)
・ケオネアエ駅(ハワイ大学西オアフキャンパス)

【車寄せ完備の駅】
・ハラヴァ駅(アロハスタジアム)
・ホアエアエ駅(ウエスト・ロッホ)
・ケオネアエ駅(ハワイ大学西オアフキャンパス)

ザ・バスとの接続

現在、スカイラインの3つの駅にザ・バスがあり、ホオピリ駅、ハラウラニ駅、リーワード・コミュニティ・カレッジ駅にもバス停ができる予定となっています。
それに伴い、2023年7月1日よりザ・バスのルートが一部変更となっているのでご注意を。
 

また、ザ・バス乗車から2.5時間以内であれば、追加料金なしでスカイラインに乗り換えが可能です。

【バス停がある駅】
・ケオネアエ駅(ハワイ大学西オアフキャンパス)
・ホアエアエ駅(ウエスト・ロッホ)
・ハラヴァ駅(アロハスタジアム)

 


 

一部区間とはいえ、実際に運行開始したスカイラインを見て感動。乗車中も周りの乗客から「すごい!」、「楽しい!」、「景色が綺麗」といった声が絶えることなく聞こえてきました。現在建設中の区間オープンも待ち遠しいです。

スカイライン

電話番号
808-848-5555
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