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カカアコの壁画に注目!ノースショア出身のアーティスト

カカアコの壁画に注目!ノースショア出身のアーティスト

3回めとなるサーシャの「アロハ対談コラム」。今回はサーシャの高校時代の同級生であり、パウワウ・ハワイで活躍中のアーティスト、ジャック・ソーレンさんにインタビュー。

公開日:2020.03.16

更新日:2020.03.17

ロコガール サーシャがお届け! Aloha対談コラム

アロハ! サーシャです。

Aloha対談コラム」では、ハワイで活躍するアーティストやスモールビジネスを営んでいる方々にお話を伺い、よりディープなハワイの魅力をお届けしています。

3回めとなる今回のゲストは、ハワイをはじめ、世界中のアーティストによるアートの祭典を毎年カカアコで開催しているパウワウ・ハワイのメンバーでもあるハワイのローカル・アーティスト、ジャック・ソーレンさんです。

ハワ恋のサーシャとジャックソーレン

高校の同級生でもあったジャック。今回はカカアコにあるジャックのアトリエで、パウワウ・ハワイでの活動や、現在制作中の壁画について伺いました。

ジャック・ソーレン/Jack Soren

カカアコのパウワウアーティスト ジャックソーレン

オアフ島ノースショア出身。幼少期よりアートに興味を持ち、大学でグラフィックデザインを専攻。その後アーティストとして活躍する傍、パウワウ・ハワイのメンバーとして、カカアコの壁画を手がける。
>>>ジャックさんの公式ウエブサイトはこちら

常にアートに囲まれた生活を送り、高校生でオリジナルTシャツを製作。

サーシャ:初めてあったのはいつだっけ? 共通の友達がいたから高校のカフェテリアでよく見かけた気がする。その頃から放課後や休日は幼馴染とよくサーフィンをしてたよね。

ジャック:地元ノースショアの友達とはサーフィンしに行ってばかりだったし、話題もサーフィンについてが多かった。

サーシャ:海が大好きだよね。作品づくりの時も海や自然にインスパイアされることが多い?

ジャック:そうだね。無意識だけど、作品に海や自然、ノースショアのライフスタイルをモチーフにしていることが多いかな。

サーシャ:高校生の頃、ジャックが作ったオリジナルTシャツ&タンクトップが流行って、みんな着ていたよね。

ジャック:高校生活は楽しかったな〜。ハワイアンジュエラーでもある父が当時シャツなどを作るTシャツショップに勤めていて、もらったブランクTシャツにステンシルをしてみたんだ。そしたら友達たちが「僕にも作ってよ」って言ってくれて。

一度に多数のTシャツを手作りできないから、実際にTシャツ会社で作ってみたんだ。家族ぐるみで付き合いがあるプリントTシャツ店を営んでいる知人に僕がデザインしたTシャツを50枚くらい作りたいと頼み、実際に出来上がったTシャツを手に取った時のことは今でも覚えているよ。$20くらいで売ったら、みんな着てくれて嬉しかったな〜。今でもそのシャツを着てくれている人や、在庫がまだあるかと聞いてくれる人もいて…ありがたいよね。

ハワ恋のサーシャとジャックソーレン

サーシャ:サンセットビーチでもジャックが作ったTシャツを着ている人をたくさん見かけたよ! お父さんもアーティストとして活動するジャックを応援してくれているみたいだけど、アーティストとしてお父さんからも影響を受けたと思う?

ジャック:父だけでなく、家族全員から影響を受けたよ。プロのハワイアンジュエラーとして25年以上働く父はもちろん、クラフトが好きな母、「ポリネシア・カルチャー・センター」にあるティキの彫刻などを手がける叔父など、家族全員から影響を受けたと思う。

サーシャ:家族みんなアートに関わっているんだね。幼少期からアーティストになるのが夢だった?

ジャック:楽しみでやっていることだったから、自分の専門&仕事になるとは思っていなかったな〜。将来アーティストとして稼いだお金で生活したいと思って、大学では一般企業でも需要のあるグラフィックデザイン学科に進学したんだ。その後インターンシップで経験を積んで、今の自分があると思う。

■レトロ&モダンな作風が人気

 

少しでも可能性があれば、勇気を出して積極的に動いていきたい。

サーシャ:夢を叶えていてすごい! この前カカアコに来た時に、ジャックが描いた壁画を見たよ。つい写真を撮っちゃった(笑)。パウワウ・ハワイには何がきっかけで入ることになったの?

ジャック:パウワウ・ハワイに入ることが高校生の頃からの目標だったんだ。2016年にパウワウではない壁画のプロジェクトに参加したんだけど、他の人より出遅れて自分が描くスポットがなくなっちゃって…。プロジェクト終了まであと4日の時点で絵が描ける壁をなんとか探し、見つけたのがクックストリート沿いのABCストアの倉庫。そのままABCストアのオフィスに入って、絵を描いても良いかと受付の方と交渉したら、快く許可してくれて本当に嬉しかった。受付の人はスーツをビシッと着ていたのに、僕はスケートボードをする時のラフな格好だったからかなり緊張した(笑)。

サーシャ:そうだったんだ。4日間で作品を仕上げるのはかなり大変だったでしょう?

カカアコのジャックソーレンのウォールアート

■ABCストアの倉庫に描いた壁画

ジャック:大変だったよ。最初は壁の一部に描くつもりだったんだけど、ABCストアの方が壁全面に描いていいよと言ってくれたんだ。塗料も足りないし、こんなに大きな壁にどうやって描こう…と不安にもなったけれど、パウワウ・ハワイの人たちが余った塗料をくれたり、リフトを貸してくれたり、いろいろなサポートを受けて、なんとか描き上げられた。周りの助けがあってだけど、「大きな作品を短時間で描ける」と証明できたと思う。

いつから正式なパウワウ・ハワイのメンバーになったかはわからないけど、ある日パウワウ・ハワイの公式ウエブに僕の写真が載るようになり、正式にメンバーになったんだなと実感した。

サーシャ:すごい! 他のパウワウ・ハワイのメンバーは自分で申し込み、採用後にメンバーとして活動するけど、ジャックは他とは異なる入り方だったんだね。

ジャック:そうだね。でも、「自分ならできる」と思ったし、入れたのは偶然ではないと思う。「やり遂げられるかな…?」という緊張感はあったけれど、「絶対できる、絶対良いものになる」というフィーリングを信じて頑張った。

サーシャ:ジャックがパウワウ・ハワイに入ったきっかけにはすごく驚いた。夢に向かって自分をプッシュして上に向かって行く姿がかっこいいな。

ジャック:根気よく頑張るよ。少しでも可能性があれば、勇気を出して積極的に動いていきたい。

60年前のトキメキが蘇る作品にしたい。

ハワ恋のサーシャとパウワウハワイのジャックソーレン

■スタジオのアーティストとコラボして描いた2作めのウォールアート

サーシャ:ABCストアの倉庫に描いた壁画の次に描いた壁画が、サーファーの絵だよね?

ジャック:うん。スタジオのアーティスト、ギャリーと一緒に描いた壁画で、サーファーたちは僕、魚などのパートはギャリーが描いたんだ。それぞれのスタイルをマッチさせるかが難しかった。今年は二人とも別の壁に描く予定。

サーシャ:今年のパウワウ・ハワイのプロジェクトがもうすぐ始まるよね。次の壁画のコンセプトやプランは?
(※2020年のパウワウ・ハワイの壁画プロジェクトは終了し、壁画は完成しています。インタビューは制作開始前に行いました。)

ジャック:今年はカカアコのホールフーズと映画館の間にある壁に描く予定。サーファーやヴィンテージの車を描こうと思っているけど、メインは映画「ブルーハワイ」に出演時のアロハシャツを着てウクレレを持ったハワイアンスタイルのエルヴィス。エルヴィスと言えば、キラッキラのミラーボールなどを想像するだろうし、ハワイらしさ溢れるエルヴィスは面白くなるんじゃないかな。

母にブルーハワイの撮影でエルヴィスがハワイに来た当時の様子を聞いたら、まるで16歳の少女がはしゃいでいるような口調で「みんなが夢見るエルヴィスがハワイにいる!」とハワイ全体が盛り上がっていた様子を話してくれたんだ(笑)。見ていて当時のトキメキが蘇ってくる作品にしたいな。

パウワウで活躍中のアーティスト ジャック・ソーレンの壁画

■完成後のエルヴィスをモチーフとしたウォールアート

サーシャ:とっても素敵! 私はイマジネーションで描くのがあまり得意ではなくて、ポートレイトなど実物を見て描くタイプだから、イマジネーションを作品で表現できるジャックはすごいと思う。作品のアイデアはどこから得るの?

ジャック:脳を若く保ち、想像力を大事にしている。家庭を持ち、毎月家賃などの支払いに追われる生活をしていると、物事の見方も変わってきてしまう気がするんだ。だから子ども向けのテレビ番組やアニメを見たり、ボーッと空想する時間を持つようにしているよ。

サーシャ:アニメなども見るんだね! キャンバスに描くのと、大きな壁に描くのはかなり違うと思うけど、壁画を描く上で何か大変だったことはある?

ジャック:壁画はキャンバスに描くのに比べてもっと体を使うし、リスクが伴うと思う。昨日も約10メートルの高さで作業してたんだけど、これだけ高いとやっぱり怖い。

サーシャ:私もリーワード・コミュニティ・カレッジで壁画を描いたことがあるんだけど、高い所で作業するのが怖かった。ずっと座って絵を描いていた私にとって今までにない体験だったな〜。

カカアコの変化は、古きよきを大事にするハワイにとってターニングポイント。

サーシャ:ここ数年で、パウワウ・ハワイの拠点でもあるカカアコの街並みは大きく変わったけど、ジャックはその変化についてどう思ってる?

パウワウハワイのジャックソーレン

ジャック:「ソルト」のような商業施設ができて、アーバン・インダストリアル・スタイルの街に変わってきているのはとても良いことだと思う。伝統文化や古きよきを大事にする傾向があるハワイにとって、この変化はターニングポイントの一つじゃないかな?

僕はサーフィンや自然が好きだけど、ロサンゼルスやヨーロッパ、日本など都市のライフスタイルも好き。ハワイを都市化するべきとは言わないけれど、カカアコのように今までのハワイにはあまりない街ができるとアーティストにもいろいろなチャンスが生まれるはず。

サーシャ:確かにハワイのアートシーンが少しずつ変化していくことによりアーティストやスモールビジネスを営む人にとって活躍の場が増えそうだよね。

アーティストとしての道のりは長いけど、将来を考えるだけで楽しい。

サーシャ:ジャックはこれからどんな活動をしていきたい? 今後の目標は?

ジャック:今年はイベントで日本にも行く予定。5月23日(土曜)〜24日(日曜)にグリーンルームフェスティバルのギャラリー、7月11日(土)〜12日(日)は大阪で開催予定のハワイ・エキスポに出るよ。

サーシャ:本当に⁉︎ 私も7月に大阪で開催のハワイエキスポで「ハワイに恋して!」のメンバーとしてトークショーを行う予定だよ。

ジャック:すごい偶然! 寿司でも食べに行こう(笑)。他には、ステッカーやポストカード、ハンドタオルなどの小物を販売したい。アート作品というと、高くて手が届かないイメージがある人も多いと思う。もっとたくさんの人にアートを楽しんでもらいたいから、手に取りやすいアート商品を作りたい。アパレルグッズを作ったり、今まで描いてきたサーファーを大きな彫刻作品にしたいとも思う。アーティストとして働き始めたばかりだから、やりたいことがたくさん。道のりは長いけど、考えるだけで楽しくなってくるね。

ハワ恋のサーシャ

■パステルカラーがかわいいステッカーセット

サーシャ:小物はおみやげにもなるし、人気が出そう。日本のイベントに呼ばれたり、これからのジャックの活躍が楽しみ!

立ち止まって、ゆっくりとアートを鑑賞してみて!

サーシャ:壁画を楽しみにカカアコに来る旅行者がたくさんいるけど、アートを楽しむ上で何かアドバイスはある?

ジャック:パウワウ・ハワイのウエブに壁画のマップがあるから、見たい壁画を自転車で巡ってみるのはどうかな? そして壁画の前で写真を撮るだけでなく、ゆっくり時間をかけて鑑賞してみて。作品と向き合った時のフィーリングを大事にしてほしいな。
>>>パウワウ・ハワイの壁画マップはこちら

サーシャ:写真だけでなく、経験も思い出として持ち帰ってほしいね。今日はいろいろなお話を聞かせてくれてありがとう!

★インタビューを終えて…

サーフィンや自然など自分の好きなものをアートを通して周りに広めていくジャック。トレンディながらもレトロなテイストを取り入れているところや、パステルカラーを使用しているのにカラフルなところなど、ジャックらしさ溢れる作品は素敵だなと改めて思いました。
「この壁一面に描く」と決め、プロジェクトの期日までに描き上げたことがきっかけでパウワウ・ハワイに入ったことや目標に向かって這い上がっていく姿にも感動。情熱を持ってアートに向き合うジャックは、未来のハワイのアートシーンを引っ張って行くんだろうな〜と楽しみです。私もハワイのアートやスモールビジネスの世界をもっとサポートしていきたいな。

新カバーモデルのサーシャ

サーシャ/Sasha

大阪生まれの日英バイリンガル。幼少から1年の半分は米国で過ごす生活を送り高校からハワイへ移住。17歳の時に出演したテレビ番組がきっかけでタレント活動を開始し、現在BS12 トゥエルビ「ハワイに恋して!」にレギュラー出演中。

サーシャのインスタグラムはこちら>>>
サーシャのツイッターはこちら>>>


★ハワイに恋して!最新情報★

放送内容:「今キテるローカルブランドが集結!カイルアショッピングツアー」
1~3月シーズンゲスト・岡田結実の最後のご要望「ハワイならではのショッピングがしたい!!」を叶えるべく、まことちゃんおススメスポットの「カイルア」を探訪します。

ハワイに恋して!の公式ウエブサイトはこちら>>>

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