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ハワイのフラワーアーティストが魅せる植物の「マナ」

ハワイのフラワーアーティストが魅せる植物の「マナ」

4回めとなるサーシャの「アロハ対談コラム」。今回は、花かんむりや衣装、デコレーションを手がけるハワイのフラワーアーティスト、チェカさんにお話を伺いました。

公開日:2020.05.15

ロコガール サーシャがお届け! Aloha対談コラム

アロハ! サーシャです。

ハワイで活躍するアーティストやスモールビジネスを営む方々にインタビューをし、よりディープなハワイの魅力をお届けする「Aloha対談コラム」。

 

4回めとなる今回のゲストは、ハワイのお花や植物で花かんむりやアクセサリーなどを制作するフラワーアーティスト、フランチェスカ・ディアズさん(写真右、以下チェカさん)です! さまざまな種類のお花や植物であふれるチェカさんのご自宅で、フラワーアレンジメントを始めたきっかけや、作品づくりについてお話しを伺いました〜。

※2020年3月に取材した内容です。

フランチェスカ・ディアズ / Francesca Diazc

フランチェスカ・ディアズ / Francesca Diazc

ハワイ・オアフ島出身。ニックネームはチェカ。幼少期より植物に囲まれた生活を送り、ハワイ大学西オアフ校 農業学部 コミュニティ・フードシステム学科を専攻。「レイポオ(花かんむり)」を作り、地元の高校の卒業式で販売したことをきっかけにフラワーアーティストとしての活動をスタート。レイポオや衣装、結婚式のデコレーションなどを手がけるほか、レイ作りワークショップも開催。

チェカさんの公式ウエブサイトはこちら>>>
チェカさんのインスタグラムはこちら>>>

小さい頃から祖母の庭で植物と触れ合うことが好きだった。

サーシャ:今回はインタビューをさせていただき、ありがとうございます。去年からずっとお話を伺いたいと思っていたので、すっごく嬉しいです!


チェカさん
:こちらこそ。サーシャにまた会えるのを楽しみにしていました。

サーシャ:蘭をあしらったレイポオまで用意していただいて…ありがとうございます!

■チェカさんが取材当日にプレゼントしてくれたレイポオ

 

サーシャ:インスタグラムを通してチャカさんが私にモデルをしてくれないかと声をかけてくださったのが、私たちが知り合ったきっかけですよね。チェカさんのインスタグラム(@kahihaefloral)に載っているお写真は、どれもモダンなテイストが入った伝統的な作品ばかりで本当に素敵! 声をかけていただいたときは、とても嬉しかったです。

チェカさん:そうでしたね!  写真も素敵に仕上がって、私も嬉しかったです。

 

■その時に撮影した写真(チェカさんが手掛けたレイポオを頭につけて撮影)
撮影 Tadashi Uchida  / @proportraithawaii 

 

サーシャ:そもそもチェカさんはなぜフラワーアーティストになろうと思ったんですか?

チェカさん:私は幼い頃から植物と触れ合うことが多かったんです。フィリピンのマニラ出身の祖母の家には、広い庭があり、たくさんの植物を育てていました。祖母の庭で歌いながら植物に水をやったり、花を摘んだりしながら過ごす毎日が楽しくて…。植物に囲まれ嬉しそうな祖母を見るのも大好きでしたね。


サーシャ
:なるほど、素敵ですね〜!

 

■さまざまな植物や花であふれるチェカさんの自宅

 

チェカさん:母からは植物を繁殖させる方法、父からは植物ひとつひとつが魂を持つ尊い命だと教わりました。そんなふうに、ずっと植物と関わる生活を送っていたこともあり、ハワイ大学西オアフ校に入学し「農業学部コミュニティ・フードシステム学科」を専攻しました。


サーシャ
:へ〜、チェカさんにぴったりの専攻ですね!

チェカさん:そうですね。在学中はポルトガルで開催されたボタニー・カンファレンスでスピーチをするなど、いろいろな機会に恵まれました。

大学を卒業した後は、フラワーアレンジメントや10年以上続けているタヒチアンダンスなど、自分の好きなことを生かせる道に進みたいと思って…。まずは、レイポオを作って地元の高校の卒業式などで販売したんです。それからたくさんのお問い合わせをいただくようになり、「自分でビジネスを始めよう」と決意しました。大好きな植物に水をやり、花を摘み、それをかんむりなどの形にしていく…楽しくていつまでも続けていけると思います。

 

サーシャ:好きなことを続けていけるって、すごく幸せですよね!

「花を愛すること、花でものを作ること、植物と触れ合う楽しさを教えること」が軸。

サーシャ:おばあさんからの影響が大きかったとのことですが、フラワーアレンジメントはどのように学んだんですか?

 

■ココナッツの葉を編んだ約2メートルのココナッツウィーブ

 

チェカさん:独学です。私はタヒチアンダンスを踊るのですが、その時使用する衣装を自分で作ることもあるんです。コスチューム作りを通してフラワーアレンジメントに関するさまざまなテクニックを学びました。失敗したこともありましたが、チャレンジを繰り返しながらひたすら練習していくうちに上手くできるようになっていきました。

サーシャ:独学ってすごい!  練習ってとても大事ですよね。レイポオのほかにはどんなものを作っているんですか?

チェカさん:写真撮影用のフラワーコスチュームやレイ、ヘッドピースなどのアクセサリーを作っています。1番人気なのは、やはりレイポオですね。卒業式シーズンである5月は、朝の5:00からガーデンで作業を始め、夜の22:00に帰宅するほど忙しいんです。

 

■チェカさんが手掛けたレイ

 

サーシャ:わお! 丸1日作業に費やすほど忙しいんですね…。そのほかに、ウエディング・デコレーションなども手がけていらっしゃるんですよね?

チェカさん:はい。ウエディング用の注文も承っていますよ。

サーシャ:挙式のためにハワイへ来る日本の旅行者の方も多くいらっしゃいます。もしチェカさんにデコレーションやブーケ、レイポオを頼みたい場合は、どのようにオーダーできますか?

チェカさん:メール、電話、テキストなどのオーダー法がありますが、メールが1番スムーズだと思います。挙式の日時、場所、必要なアレンジメントの個数(ブーケ5つ、ブートニア5つなど)、テーマカラーなどをお知らせください。レイポオについては、「赤いドレスを着るので、合うものを作って欲しい」というオーダーの仕方でも大丈夫ですよ。好みがわかるようなイメージ写真などがあると良いですね。

 

■ウエディングブーケ

 

サーシャ:チェカさんはワークショップの開催もされているんですよね?

チェカさん:はい。イベント会場にブースを出して来場した方にフラワーアレンジメント作りを教えたり、自宅でプライベートレッスンを行ったりしています。

サーシャ:日本のハワイイベントでチェカさんのワークショップに参加できるブースを出したら盛り上がりそう!

チェカさん:考えただけで楽しくなってきますね! じつは、近々ハワイ・フォレスト&トレイルというツアー催行会社でプライベートツアーを開始する予定で、オアフ島の綺麗なハイキングトレイルでのワークショップを盛り込んだパッケージを企画しているんです。

サーシャ:わ〜、プライベートでレッスンが受けられるのは良いですね! ツアー参加はどのように申し込めますか?

チェカさん:ハワイ・フォレスト&トレイルのウエブサイトや私のホームページで予約できるようにするつもりです。現在パッケージの内容を練り、ウエブサイトの調整をしています。できあがったらまたお知らせしますね!

ツアーでは、住民が6人しかいない山頂など、普段立ち入ることができない私有地へ入ることも可能なので、ぜひたくさんの方に参加していただけたら嬉しいです。静かな山からは西オアフが一望できてとても綺麗なんですよ。定員は12人までで、家族や友人とゆっくりステイケーションして過ごすのにピッタリです。

サーシャ:そこに泊まることもできるんですね! 誕生日や記念日に参加するのも良さそうですね。始まったら私も参加してみたいなぁ〜。

チェカさん:ぜひ! 今、サーシャとお話していて改めて思ったんですが、私の仕事はすべて「花を愛すること、花でもの作ること、植物と触れ合う楽しさを教えること」の3つが軸になっていますね。

サーシャ:素敵!

カタログなどを見てブーケを選ぶのも楽しいですが、自分の好みに合わせて作ってもらうカスタム・アイテムって特別感があって良いですよね。思い出がもっとスペシャルになる気がします。

  • 私もチェカさんにアドバイスをもらいながら、ブーケを作ってみました!

  • 完成〜! なかなか上手にできたと思いませんか?(笑)。

個人の内側に秘められた美しさや強さを引き出す植物の「マナ(パワー)」。

サーシャ:チェカさんは作品づくりをする上で、何にインスパイアされますか?

チェカさん:私はお客様が選ぶお花や色で、会ったことがなくてもその方がどんな性格なのかがわかるんです。メールで注文を受けた時、「文面はかなり大人しい印象だけど、内側に燃えるような情熱を持っていそうだな」と感じて、作品に少しスパイスを加えてみてみたり…いつも依頼してくださった方のことを考えながら作品を作っています。

サーシャ:その人に潜在する個性などにインスパイアされているんですね。

チェカさん:そうですね。そして私の作品を通してお客様が今まで自分で気付かなかった内面の美しさに気付いた時、私も幸せな気持ちでいっぱいになるんです。

サーシャ:花のおかげで女性らしさやその人が持つ内面の強さが引き出されるって、とっても素敵なことですよね!

チェカさん:植物の「マナ(パワー)」ですね。美しさを引き出す魔法みたいでしょう? 私の作品を通して、もっとたくさんの方に植物のマナを纏って欲しいですね。

 

  • お庭の花を使ってブーケを作るチェカさん

  • たった5分でミニブーケが完成!かわいい!

花が1番美しい状態でお客様のもとへ届けたい。

サーシャ:フラワーアーティストとしての活動において、大変だなと思う時はありますか?

チェカさん:そうですね…お客様に見せてもらう好みの作品や花の写真をもとに、自分のスタイルを取り入れながら作品を仕上げるのが得意なのですが、たまにお客様から「この通りに作ってください」というリクエストをいただくことがあるんです。

自分のスタイルとは異なるテイストだと、「しっかり希望通りのものが作れているか、お客様をがっかりさせてしまわないか」と不安になることがあります。

サーシャ:なるほど…。

チェカさん:あとは、1番美しい状態でお花をお客様へお届けするためにも、作り置きすることができず短時間で仕上げなければならないのが大変なところですね。私を含め5人で作業をしているので、一定の期間内に承れるオーダー数も限られてしまうんです。

サーシャ:花が綺麗に咲いている期間が限られている中、ひとつひとつ手作業でていねいに仕上げる作品だからこそ心が込もっている気がします。

チェカさん:あ、最後にもうひとつありました! お客様のリクエストに入手困難な植物が入っていた場合、断らなければならない時です。そんな時は、代わりになるような植物を検討するようにしています。例えば、マイレの葉は、ほかの植物に比べて育つのが遅いので、たくさんの量を継続的に摘んでしまうと絶滅してしまう可能性があるんです。マイレの代わりに、ティーリーフの使用を提案しています。

 

■葉の色合いが綺麗なティーリーフ

 

花を摘みに行く時はいつもワクワク。

サーシャ:作品には、チェカさんのお庭でとれたお花をたくさん使用しているとのことですが、ほかにはどこから仕入れたお花を使っているんですか?

チェカさん:近所の方からいただいたり、森で摘んだりしています。寒い時期に咲くバラなど、ハワイで育てにくい植物は花屋に行って購入しています。どの植物も大好きなので、眺めていると作品にしたくなるんですよね。

 

■庭で花を摘むチェカさん

 

サーシャ:本屋の数が減っているように、最近は街中に花屋があまりない気がするんですが…なんだか悲しいです。

チェカさん:そうですね…。花屋でバラやメインランド産のお花を購入するときはタウンまで出かけ、ハワイで育つ熱帯植物はハワイ島のヒロや地元の農家から購入しています。最近は蘭の花を生産している方と知り合ったので、蘭の花が必要な時はそこで購入しようと思います。

サーシャ:植物園にもよく行きますか?

チェカさん:もちろん、行きます! 離島の植物園にはまだ行ったことがありませんが、オアフ島の植物園の中では、マノア地区にある「ライアン・アーポリタム」が気に入っています。この植物園には見た目がエイリアンのような植物がたくさんあって飽きないんです。

サーシャ:変わった植物っておもしろいですよね。チェカさんの1番好きな花はなんですか?

チェカさん:う〜ん…どの花も大好きだからとても選ぶのはとても難しいけど、どれかひとつ選ばなきゃいけないとしたら赤いハイビスカスですかね。赤色が好きなのと、花びらの大きさが好きです。ほかの花と比べて丈夫なので、作品として編むときも扱いやすいんですよ。

 

■赤いハイビスカス

 

サーシャ:今日チェカさんが髪の毛に付けているハイビスカスですね! かわいい〜、髪につけるのも良いアクセントになりますね。

チェカさん:そうですね。大きなハイビスカスがあったら、今日みたいにそのままヘアピンで刺すこともあります。

サーシャ:私の友達は、爪楊枝の頭に小さな貝殻をつけて、それをプルメリアに刺すんです。それを耳元に飾っていました。

チェカさん:絶対素敵だわ! 私なら何個も耳に飾ってしまいそう(笑)。

サーシャ:(笑)。こんなふうに、クリエイティブなことについて話している時ってとても楽しいな〜。

1番幸せだと感じるのは「花をもらった時」。

サーシャ:チェカさんが1番「幸せだ」と感じるのはどんな時ですか?

チェカさん:これまでのお話にも出てきたように、大事に育てた植物がつけた実に喜ぶ笑顔の祖母を見ている時や、お客様が私の作品を身につけて内面に秘められた美しさや強さに気づいてくれた時、私もとても嬉しくて幸せです。あとは、誰かから花をもらった時!

サーシャ:花をもらった時…チェカさん自身いつも植物に囲まれているのでなんだか意外です。

 

チェカさん:みんなが私のことを「花中毒だ」と言いながら花をくれるんです。水を貯める用にたくさんのバケツを持っているのですが、近所の方がそのバケツの中にお花を置いていってくれるんです。

サーシャ:優しい〜!

チェカさん:家に帰ると、バケツの中にバード・オブ・パラダイスなどいろいろな花のブーケがあって…そんな時、「幸せだなぁ」って思います。私も嬉しくて、もらった花で何か作ってあげるのですが……あ、だからみんなお花をくれるのかな(笑)。

サーシャ:チェカさんも幸せで、お花をくれた人もハッピーになるループができているんですね。私も花を摘んだり、ブーケをいただいたりすることがあるのですが、花を長もちさせるコツなどはありますか?

チェカさん:雨が降った後などを避け、乾いた状態で摘むと良いです。花瓶に飾った後は直射日光などを避け、涼しい場所に置いてあげると長もちしますよ。

私が好きなハイビスカスはとっても手がかかるんです(笑)。開花後も日の入りと共にしぼんでしまうので、一番美しい瞬間を掴むのが難しいですね。植物それぞれのパーソナリティを知ってあげることも、花を長持ちさせる上でとても大事ですね。

サーシャ:植物にもそれぞれ性格があるんですね。

心や体に問題を抱える若い人たちが植物を通してリハビリできる環境を作りたい。

サーシャ:最後に、チェカさんのこれからの目標や夢について聞かせていただけますか?

チェカさん:私自身の植物園を作ることです。ただ話しながら歩いたり、子連れファミリーや女性グループが安全に過ごせたりできる植物園を作りたいですね。あとは、花屋をオープンして、牧場も作りたいです。植物との触れ合いは心の癒やしにもなるので、インターンシップとして心や体に問題を抱える若い人たちを雇い、働きながらリハビリができる環境にしたいです。

サーシャ:とても素敵な夢ですね〜。チェカさんの植物園や花屋ができたら私も行きたいです!

チェカさん:ぜひぜひ!  実現するために、今は自分ができることをコツコツと頑張ります。

サーシャ:応援しています。今日は本当にありがとうございました!

 

★インタビューを終えて★

ひとつひとつの花や植物には命があって個性があって…それらを作品にすることで誰かの幸せを見出しているチェカさんは、本当に素敵だと思いました。
チェカさんの作るレイポオやブーケは、ハワイのトラディッショナルな雰囲気にモダンなセンスがツイストされてて前からすっごい好きだったんです。そんなチェカさんのアドバイスとともに、ブーケまで作らせてもらってすっごく楽しかった! ブーケは、家に持ち帰って飾ったんですが、お部屋の雰囲気がすごく明るくなって清々しい気分になれました。

植物の持つ人間の気持を豊かにさせてくれる力って本当にすごい! これからもハワイの自然の中にいられることをもっと感謝していかなくちゃなと感じました。
とっても素敵で楽しい対談でした!!! チェカさんマハロ!
新カバーモデルのサーシャ

サーシャ/Sasha

大阪生まれの日英バイリンガル。幼少から1年の半分は米国で過ごす生活を送り高校からハワイへ移住。17歳の時に出演したテレビ番組がきっかけでタレント活動を開始し、現在BS12 トゥエルビ「ハワイに恋して!」にレギュラー出演中。

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サーシャのツイッターはこちら>>>


★ハワイに恋して!最新情報★

次回放送日:5月17日(日)18:00〜
放送内容:#48「メイド・イン・ハワイ第三弾!絶品ブレイクタイムのお供!」
メイドインハワイ第三弾!今回はブレイクタイムにピッタリなハワイアイテムをご提案

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