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わかる人には濃く刺さる、クリス・ゴトウという共感

わかる人には濃く刺さる、クリス・ゴトウという共感

ハワイのサーフアーティストとして、いま注目度が急上昇しているクリス・ゴトウ。爽やかじゃない、少し奇妙で、心惹かれる独特世界。

公開日:2018.05.20

更新日:2018.05.22

アロハストリート・インタビュー

ミクロとマクロの、不思議な世界。これは果たして、サーフアートなのか?

 

アロハ! メグミです。

「ハワイで人気のアーティストは誰ですか?」
「これから来そうな若手アーティストは?」

 

と聞かれることが、仕事柄、たまにあります。

そんな時、私が必ず挙げる名前のひとつが、「クリス・ゴトウ」

この名前にピンと来なくても、その作品はすでに目にしている人も多いのでは?
たとえば、こんな感じ。

「あ、見たことあるかも」という気がしてきましたか?

じつは、アラモアナの「ターゲット」や、ワイキキの「スターバックス・リザーブ」など、最近オープンした話題のスポットの壁画も手がけています。

 

ワイキキのクヒオ通りにある「スターバックス・リザーブ」の壁画

サーフガールがマグカップを持ってます

 

はい。

「かわいい」「おしゃれ」「カラフル」……そうですね、その通りだと思います。

 

ハワイのサーフアートは、ここ10年以内の間に、急激に成長しました。多くのアーティストが注目され、ハワイの外にも活躍の場を広げています。

彼らの描くアートは、うやうやしく額縁に入れて応接間に飾るような重々しさはなく、インテリアの一部として気軽に取り入れられる軽やかさが特徴。さらにトートバッグやTシャツなどのグッズ展開しやすいポップさ。アーティストが成長するとともに、売り手側のマーケティングも、とても巧みになっていると思います。

クリス・ゴトウの作品も、インテリアの一部にしたいおしゃれさや、グッズとして持ち歩きたいポップさがあります。実際、グッズ展開も、しています。

でも……。

告白すると、私はなんだか、サーフアーティストとしてのクリス・ゴトウに、ちょっと違和感を覚えていました。注目のサーフアーティストとして名を挙げておきながら、「この人が描いているのは、はたしてサーフアートなんだろうか?」という疑問が、気がかりでしょうがなかったんです。靴の中に入った小石みたいに。

 

「サーフィンしているところを描いてるんだから、サーフアートでしょう?」

 

そうですよね。ですが、サーフアートが、水面に反射する光のきらめきやブルーの色彩、潮風の香り……といったものを象徴するとしたら、クリス・ゴトウの描く世界は、それには当てはまらないと思うんですよね。

 

じゃあクリス・ゴトウのアートが象徴するものとは、何なのか?

どの作品からも、私が共通して感じるのは、「覚めた客観視点」
まるで生物学者が葉脈をスケッチする時のような。細く細く伸びる有機的な枝分かれの、そのひとつも見逃さずに捉える、しつこいほどの強い視線。クリス・ゴトウって、「見る人」なんじゃないかな、と。

見つめて見つめて、見つめすぎるとゲシュタルト崩壊していくように、物体そのものの輪軸ではなく細胞や結晶体、分子、原子を描いているように、私には感じられるのです。

だから、波の筋が、水しぶきの泡が、海中世界が、まるで身体の中の細胞分裂や、血管の中を泳ぐヘモグロビンみたいではないですか? 顕微鏡をのぞいた時に広がる、ミクロの世界の、幾何学的な美しさ。

それは同時に、ひるがえって、宇宙の広がりも感じさせます。宇宙の果てと母体の胎内はつながっているという、キューブリック的な感覚。

 

と、そんなことを、つらつらと考えていたのですが。
先日、クリス・ゴトウの新作シリーズ展示「In The Element 2」のフライヤーデザインを見て、驚きました。

 

 

なんか細胞っぽいものが、登場している!

 

さらに、もっと驚いたことに……

宇宙飛行士や、へその緒っぽいものが、描かれている!?

 

いま、なんだか、機が熟したかもしれない……。
あくまで一方的な、勝手な思い込みでしかないのですが。ちゃんと話を聞き、書くべきタイミングなのかもしれない!と思いました。

 

クリス・ゴトウとは、どんなアーティストなのか? どこから来て、どこへ行こうとしているのか?

 

じつはこれまで何度かご本人に会ってはいるのですが、かなり軽妙なキャラクターの持ち主で、だからというわけではないのだけど、あまり深く突っ込んだ話って、聞いたことがなかったのですよね。

 

ご本人がどんなキャラクターかというと、こんな感じ。

 

かなりノリの良いサーフガールな雰囲気です。

 

さらに、今回の取材を行うきっかけになった出来事があったのです。それは、とあるお店でクリス・ゴトウの展示イベントがあり、そこで撮った写真をFacebookに投稿させていただいたこと。

 

 

そこに、ご本人からのコメントがあり……。

 

えっ、日本語? なに、漢字まで書けるの!?

 

なんてことだ……初めて会った時からかれこれ5年ぐらい、ずっと英語でしゃべってた……。っていうかハーフなの? 日本に住んでたことあるの? 何なの、クリスーーー!!!

 

 

クリス・ゴトウ Kris Goto

ウエブサイト:http://www.krisgoto.com/
Instagram:@kgotoart

 

くっそーコノヤロー、なんでこんな細かいんだって、ちょームカついちゃって。

 

───クリスのアートは、お部屋に飾りたい絵ではあるんだけど、ただ素敵なだけじゃない、「何か」があると思っていて。人間の何か、を描いている感じがする。だから、クリスってどういう人なんだろうと、ずっと気になっていたんです。

クリス・ゴトウさん(以下クリス):すっごい適当な人ですよ。会ったらきっとガッカリされる(笑)。

一年前ぐらいに、SHO WATANABEさんという大先輩のアーティストさんと一緒に横浜で展示会をしたんですけど、ギャラリーにいる人としゃべってたら、10分ぐらい経った後に「ところで、今日クリスさんは来られるんですかね?」って言われて。「いますよさっきから目の前に!」って(笑)。そういうことが3回ぐらいあって。

アーティスト感が出てないんですよ。スタッフとよく間違われるし。アートイベントでも、ブースの男性スタッフが「クリスさんですか?」って聞かれたりしてて。クリスって、男の名前でもあるから、よく男性だと思われるんですよね。でも、もういいや、もうお前がクリスでいいよって。イベントのたびにクリスが変わるっていうのも面白いよね。本物は誰なんだー!って(笑)。

 

───クリスのアートといえば、泡のマルマルが、シンボリックですが、どういうきっかけで、あのマルマルは誕生したの?

クリス:自然に出てきた。泡つったら、こんな感じじゃないかなーって。でも、泡とかマルは、描くのに慣れたのもあって、描きやすい。自動で延々と描ける。

だけど、今回の「In the Element 2」のシリーズで、プランクトンを顕微鏡で見たときの形を描き始めたんですよ。それがもう、すごく面倒くさいんですよ。くっそーコノヤロー、なんでこんな細かいもん描かなきゃいけないんだって、ちょームカついちゃって(笑)。ちんまちましてんですよ。キレイなんだけどさ。

あの、スティーブン・キーンって知ってます? 彼もむちゃくちゃ細かい版画をやってるけど、会うとお互い褒めまくりますよ。「オレはお前みたいな細かいマルは描けない」「いやアタシはあんたみたいな細かい線は描けない」って(笑)。

 

───「細かさ=良さ」とは一概には言えないと思うけれど、クリスのマルは、とても特徴的だと思うんです。

クリス:あのー、サンゴのつぶつぶとか、ブツブツしてるのを気持ち悪いって思う感覚あるじゃないですか? 英語だとトライポフォビアっていうんだけど。(注:Trypophobia=集合体恐怖症)

じつは最近まで、自分がトライポフォビア的な感覚があるのを知らなかったんですよ。ほかの人の作品で、セラミックアートなんだけど、鳥肌みたいに細かい点々がびっしり付いてるのを見たら「うわ〜!キモッ!!!!」て。ぞわわ〜って鳥肌立っちゃって。一緒にいた人には「自分だっていつも描いてるじゃん」って言われたんだけど、自分のマルは平気なんだよね。

それで言うと、私の作品を見て、「うっ!」って目をそむけちゃう人には今まで会ったことがなくて。壁画とかも描いてるから、通りかかってたまたま自然と私のアートを目にする人も多いと思うんだけど。だから、私のマルは特別なのかなーって。わかんないけど。

 

井上雅彦さんの「バガボンド」とかの、人間くさい絵を模写しまくってた。

───バックグラウンドについて聞いてもいいですか? クリスは日本人?

クリス:日本人です。生まれは熊本、育ちは鹿児島で、9歳まで日本にいました。めっちゃなまってたらしいよ。

9歳の時に家族で香港に移住して、香港でインターナショナルスクールに行ったから、英語はそこで覚えた。で、13か14歳の時にニュージーランドに留学して、アジア人が一人もいない学校でちょっとびびった。その後の記憶は曖昧なんだけど、ニュージーランドから香港に戻って、19歳の時に家族でハワイに移ってきた。

そこからずっとハワイですね。ほかの家族はみんな日本に帰っちゃったんだけど。

 

───アートをはじめたのは、いつごろから?

クリス:4〜5歳の時に4コママンガみたいなのを描いてたのが最初かなあ。アートというより落書きだよね。本格的に描き始めたのは……。いやじつは、ずっと漫画家になりたかったんですよ。香港でもニュージーランドでも、ずっとマンガを描いてて。

でも、高3ぐらいの時に、マンガの才能ないって気づいたんだよね。絵を描くのは好きなんだけど、ストーリー性にオリジナリティがまったくないよな〜って。気づいたらいろんなマンガの名作シーンが無意識に入っちゃってて、「パクってんじゃん!」って(笑)。

好きなマンガは、渡瀬悠宇とか矢沢あいとか。手塚治虫の「火の鳥」も好きだし、定番だけど「スラムダンク」や「YAWARA!」も持ってる。アメリカのグラフィック・ノベルと違って、日本のマンガはキャラクターが成長していくのが面白いんですよね。頑張ってるのを見てると、うるうる来ちゃう。

だから好きなのはアート系のマンガじゃなくて、もろ日本のマンガ。井上雅彦さんの「スラムダンク」の後半から「バガボンド」あたりの、人間くさい絵をすごく真似してた。独学で模写しまくって。それは現在の私のアートにも活きていて、いま描いているもののバランスは、マンガから習ったものですね。

クリスの自宅の本棚。日本のマンガがずらりと並ぶ。

 

───自分はマンガに向いていないって思ってからは?

クリス:2〜3年何もしなかったですね。何をしたらいいんだろう、みたいな。

ニュージーランドにいた時、高3の美術の先生が、油絵とか3Dアートとか、いろんなことをさせてくれる先生だったんだけど、もうね、むちゃくちゃ苦手だった。私からしたら、全然意味わかんないの(笑)。

いちばん評価が低かったのが3Dアートで、「どうしたの?」って言われるぐらい変なのしかできなくて。油絵も、ちょ~下手で、すごい点数低かった。色の使い方が全然わかんない。この色だったらこの色を合わせる、みたいな感覚がないんですよ。

もう面倒くさいから白黒で良くない?って。だからいま描いているのは、白黒にちょっと色がついてる感じなんだけど。

───えっ? だからモノトーンがベースなの!?

クリス:そう。2008〜2009年ぐらいは、もうモロに白黒だけだった。ペン画で。シンプルっちゃシンプル。いろいろやったんだけど、ペンが一番自分に合ってる。自分が描きたいものを想像して描けるから。

 

サーフアートで得たものは大きい。でも、去っていった人も、いる。

───マンガを諦めたりと、いろいろありつつ、アーティストとしてのキャリアをスタートしたのはいつから?

クリス:サーフアートを始めたのは2014年からですね。その前も描いていたんだけど、あんまりキャリアにつながらないというか、現実味がない感じで。ちゃんとしなきゃなって、いろいろ考えた時期だった。

で、サーフアートを始めて、「グリーンルーム」と一緒にやらせてもらうようになったのも2014年から。今のスタイルが確立したのは、2015年くらいかなあ。

サーフアートを始める前は、変な絵ばっか描いてて、家族からも「あんたの絵ちょっと気持ちわるいから、いらない」って言われる感じで。じつは2015年に、人間の身体をテーマにした個展をやったら、グリーンルームのヨウヘイ君から「クリス、大丈夫?」って聞かれて。精神的にきちゃってるんじゃないか……みたいな(笑)。

ギャップがすごいんだよね、もともと描いていたものとサーフアートとの。だから昔の、私のコアな絵を好きでいてくれてたファンの中には、サーフアートを始めたことで去っていった人もいると思う。サーフアートから得たものは大きいけど……。でも、まあ、描きたい絵はいつでも描けるからね。それだけだと、自己満足で終わっちゃう。

私がいま興味があるのは、みんながどういう絵を求めてるのか。私のどんな絵が好きで、フォローしてくれてるのかなっていうのを、もっと理解したいなって思う。

 

───いまクリス・ゴトウの注目度は、確実に上がっているよね。求められている、待たれていることに対し、プレッシャーは感じる?

クリス:感じますね。今年は9月までスケジュールが埋まってて。サーフィンも全然行ってないしね。

っていうか、今日、人に会うのが2週間ぶりなんですよ! 一人で集中するのが好きなんで、家から出なくてもオッケー。もし私が男だったら、髭とか生やしたまま、洗濯とか一切しないでずーっと描き続けてるタイプだね。

でも、忙しいから計画的に、前もって進めたいと思うんだけど、できないんですよ。先にやってもアイデアが浮かばない。ギリギリまで追い詰められて、もう間に合わない〜!っていう時に、ポンッと出てくる。

だからこの「In The Element 2」も、締め切りは3カ月前からわかってたんだけど、最後の3週間でガーッと集中して仕上げました。1日14時間ぐらいノンストップで描いてたから、指がすごいことになっちゃって(笑)。私、ペンの持ち方が変なんですよ。

親指で、ペンを薬指に押し付ける持ち方。薬指には巨大なペンだこができている。

クリス:もう、だんだん指の感覚が麻痺してきて。私、緊張したりストレス感じると、指の皮を食いちぎる癖があるんだけど、そのせいでさらに指がボロボロになっちゃって。最後のほうは、冷蔵庫も開けられないまでになった(笑)。

 

───最近は壁画作品も多いけど、壁画もそんな風にガーッと集中するスタイルで?

クリス:壁画はね〜、めっちゃ緊張するんですよ。いまだに慣れないですね。ワイキキのスターバックス・リザーブの壁画は、オープンする前の工事中のところで描けたからよかったんだけど、POWWOW!(※)みたいにパブリックな場所で描くと、声かけてくる人がいるんだよね。こっちは集中したいのに、グイグイ来るんだよ! あれはつらいですね〜(笑)。

壁画は大きいし、体力がいるのと、集中力がいるんですよ。できれば、いけるところまで一気にガーッと描いちゃいたい。だから、3〜4日ずっと休みなしで描いたりするんだけど、そうするとまわりから心配されちゃう。スタバの壁画を描いてた時も、工事現場のおじさんに「頼むから何が食べてくれ」って言われたりして。足元にみかんが置かれてたり。あれ、お供え物かな?みたいな(笑)。

シャングリラの壁画を描いた時も、朝7:00から夜の18:00まで休みなく描いてたから、「あんたトイレ行かなくて大丈夫なのか?」って心配された。言われてから、あれ、そういえば今日一回もトイレ行ってないって気づく。一度集中すると、いけるところまで行きたいっていうのはありますね。

(※編集部注:POWWOW!/パウワウ……毎年春にカカアコ地区で行われるストリート・アートのイベント。カカアコ地区の名物ともなっている壁画が塗り替えられることでも有名。)

心で共感してくれる人との関係を、じわじわ積み上げていきたい。

───クリスのアートって、言語化できない、「なんか違う感」があると思っていて。普段アートにまったく興味がない人でも、このセンサーにひっかかる人は多いんじゃないかという気がします。

クリス:ああ、うん、「呼ばれる」ってよく言われますね。アートを一回も買ったことがないんだけど、気づいたら私の絵を買っちゃってた、とか。万人受けはしないけど、共感してくれる人は、すごく濃いっていう感じがある。

でも、私自身は「もっとできるんじゃないか」とは思っていて。展示会に来てくれたり、絵を買ってくれる人がいるのはすごくうれしいんだけど、「こんな私でいいのかな」っていう思いはずっとある。だからもっと頑張らなきゃって。もうね、だいたいいつも「頑張る」しか言ってない(笑)。

地道に頑張りつつ、コアなファンがじわじわ増えていってくれたらいいなって。ハワイでも日本でも海外でも、じわじわ地味に頑張っていきたくて。だって、大々的にバーン!って出て注目されちゃったら、絵が好きだからじゃなくて、人気だから買うっていう人が増えてきそうじゃない? こんな取材を受けておいて何なんだけど。

だからクリス・ゴトウっていう私のことじゃなく、作品に出会って、気に入ってくれたらで良くて。心で共感してくれる人との関係を、じわじわ積み上げていきたいんだよね。なので、地道に頑張ります。

 

───個人的には、さっき話題にのぼった過去のコアな作品や、以前話していたフォビア(恐怖症)を集めた大人絵本なども、見てみたいです。

クリス:絵本はね、ストーリーを作る人とはずっと前から話しているんだけど、私が忙しくなっちゃって。でも、やりますよ。短めの、人間の体をテーマにしたストーリーがいいかなって考えてる。大人向けの、ちょっと気持ち悪いやつ。

コアな作品はね……本当に親しい友だちだけに、こっそり見せる絵があって。すごく変な絵なんだけど、好きな人は好きって言ってくれる。でも、外に出すのは早いというか、ショックを受ける人が多いんじゃないかなぁ(笑)。いつか将来的に展示できる機会があったらいいですけどね。楽しみにしててください。

 


 

インタビューは、ひとまずここまで。

 

自分を語ることに対してまったく臆さず、こちらの質問にノーガードで答えてくれたクリス。

その言葉は、アーティストとしての芯の強さと、若者らしい逡巡とがないまぜになっていて、「いまを生きている」感を、ひしひしと感じました。

 

サーフアートを描いているのに、自身は忙しくてまったくサーフィンに行けない……。それは、一家団欒を演出する広告クリエイターが家庭の温かさからかけ離れた生活をしていたり、ソファを作る家具デザイナーがそのソファにゆったり座るような生活ができないのと同じで、きっと働いている誰もが抱えているパラドックス。

でも、そこでしか得られない快感が、あって。
だから走り続けてしまう。トイレに行くのも忘れて。まわりの心配も、ふり切って。

「ああ、私も同じだ……」。
向き合っている仕事は違えど、クリスの話には共感するところが多くて、うれしさとともに、切ない気持ちになりました。

 

きっとクリスは、この先、もっと、ずっと大きな注目を、手に入れるでしょう。ドーンと人気が出て、今よりもっとマーケットは拡大し、消費されていくかもしれない。それは、悪いことばかりではないと思います。

でも、きっと彼女は、そんな時代の大きなうねりを、持ち前のノリの良さでもって、さらっと乗りこなしていくんだろうな、とも思います。まるでサーフィンするみたいに。

一方で、大切なコアは、しっかりと守り、育みながら。

 

10年後、20年後、クリスはどんな世界を描いているのか……。想像もつかないけれど、きっと、心で共感できる仲間(ファン)との関係は、強く大きく、広がっているんだろうな。私も、そんなファンの一人として、見守り続けていきたいなと思いました。

彼女がこれから深め、極めていく世界を。

 

この記事を書いた人

この記事を書いた人

マローン恵(メグミ)

アロハストリート副編集長。ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキを経て現在はカイムキ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。

Twitterアカウント:@Megumiinhawaii

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