小さくても本格派!大盛況の飛行機ショーへ

小さくても本格派!大盛況の飛行機ショーへ

太平洋航空博物館パールハーバーで、模型飛行機が大集合の人気イベント「ビッゲスト・リトル・エアショー」開催。大盛況のイベントの様子をお伝えします!

公開日:2014.08.24

更新日:2017.06.14

ハワイのイベント・レポート

 アロハ! ナナです。
 太平洋戦争時に活躍した零戦機などをはじめとする各種航空機を見学できる、太平洋航空博物館パールハーバーで、8月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、毎年大人気のRC模型飛行機イベント「ビッゲスト・リトル・エアショー」が開催されました。編集部リサ親子と行ってきた、ワクワクがいっぱいのイベント当日の様子をお伝えします!

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 博物館があるのはオアフ島の西、パールハーバー内にあるフォード島という場所です。ショーの開始時間より早く着いたのですが、すでに人がたくさんいて大盛況! イベントの人気の高さが伺えます。

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 メインとなるエアショーの滑走路となる場所へ行くと、そこにはずらりと並ぶ精巧な模型飛行機たち。思ったよりも大きい! ビッゲスト・リトル・エアショーの主役である飛行機はどれも1メートル前後の大きさで、当然ながら私が子どもの頃に遊んでいたおもちゃの模型とは大違いの見事なものばかりでした。

 もちろん値段も立派なもので、気になるお値段は最大サイズのものだと7〜80万円ほどするそう。驚きで目を丸くする私たちに「大人にならないと遊べない本格派のおもちゃだよ」と、模型飛行機のオーナーたちが苦笑いしていました。

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 いよいよショーが開始! 合図とともにゴーッという音を立てながら、あっという間に高く飛び上がっていく姿は、とてもリモコンで操られている模型飛行機とは思えません。ハワイの真っ青な空に白く飛行機雲を描きながら飛ぶ姿を見上げながら、観客からは完成と拍手が起こります。

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 ショーには飛行機だけではなく、ヘリコプターも多数参加しており、その度肝を抜くようなアクロバット飛行に、子どもから大人まで大興奮! ぐるぐると縦に旋回したり、垂直状態になったまますごい速さであちらからこちらへ移動したり、空を飛ぶと言うよりも、まるで瞬間移動をしているかのような動きから目が離せませんでした。

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 途中、キッズ向けのお楽しみイベント「キャンディ・ボマー」も開催されました。これは大型の模型ヘリコプターが上空からお菓子をばらまき、それを早いもの勝ちで拾うイベント。子どもたちはめいめい手に袋を持って、スタートラインのロープ前で今か今かと待っています。

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 係の人がゴーサインを出すやいなや、ものすごい速さで駆け出していくキッズ、そしてそれを必死で追う保護者たち...(笑)。写真を撮る私の隣にいたスタッフが「どうだい、まるで戦場だろう?」とジョークを言っていました。来場していた子どもたちにとっては、こちらがメイン!という子もいたのではないでしょうか。

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 会場には広いキッズコーナーもあり、ミニ移動遊園地や、ユニフォームを着て記念写真が撮れるコーナーなどもありました。ユニフォームはサイズも種類もさまざまなものが用意されています。ぴしっと敬礼して戦闘機の前で写真を撮れば、気分は本物のパイロット! 忘れられない思い出になること間違いなしですね。

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 エアショー後半には、はるばる日本から参加したというチームSAITOのデモンストレーションが行われました。チームの中心人物である斉藤さんが作る4ストロークエンジンは、実機のエンジンに近い音ながら、静かという、今までなかった技術なのだそうです。どんなものか見れば分かりますよ!ということでワクワクしながら滑走路で待機。

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 そしてエンジンをかけ、テイクオフ! 飛び立っていく飛行機を見やりながら、確かにほかの飛行機に比べてものすごく静かなことに驚かされます。例えるならほかの飛行機がディーゼルトラックのようなエンジン音、斉藤さんのエンジンは電気自動車という感じです。しかも音の高さが本物の飛行機にソックリ!

 日本では模型飛行機を飛ばす際の騒音などがとても重要な問題。だからこそ、音が静かな高性能エンジンは大きなポイントになるのですね。ゆったりと静かに優雅に舞う機体を見て、なんだか私も模型飛行機の世界にはまってしまったようです。

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 無事にデモンストレーションが終わり、チームSAITOの皆さんと記念撮影をさせていただきました。模型飛行機のショーは、その機体の造り手だけではなく、大空を自由に飛ばす経験豊富な操縦者、イベント運営のスタッフなど、多くの人たちの力がひとつになって生み出されているものなのだと実感した一日でした。

 太平洋航空博物館パールハーバーはアメリカ軍の敷地内にある施設なので、通常は専用シャトルバスでしか行けないところにあります。なお、同じ島の敷地には本物の戦艦を丸ごと博物館として展示してある戦艦ミズーリ記念館もありますよ。現在配布中のアロハストリート最新号(7/8月号)には、それぞれの記念館のお得なクーポンを掲載しているので、お出かけの際はお忘れなく。楽しいイベントを定期的に開催し、歴史的に価値ある博物館の見学もできる太平洋航空博物館パールハーバーへ、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがですか?

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