世界の人々を魅了したまつり・イン・ハワイ

世界の人々を魅了したまつり・イン・ハワイ

公開日:2009.06.16

更新日:2017.06.25

ハワイのイベント・レポート

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 ハワイの夏はお祭りの季節でもあります。週末になると、さまざまなイベントやフェスティバルが各地で開催され、華やかな雰囲気に包まれます。
 そんなハワイの夏祭りシーズンの皮切りとなるのが、今年で開催30周年を迎える「まつり・イン・ハワイ」。今年は6月5日~7日に行われ、多くの参加者、観客がオアフ島に集いました。
 フライデー・ナイトのにぎやかなブロック・パーティ(ホオラウレア)をはじめ、見ごたえあるパレードまで、お楽しみのいっぱいつまった「まつり・イン・ハワイ」は、ロコにも大人気。それでは今年のレポートをご覧ください。

レセプション

祭りのオープニングを飾るセレモニー

 今年からパシフィック・ビーチ・ホテルに場所を移して行われた「まつり・イン・ハワイ」のレセプション・パーティ。多くの関係者が集う中、クム・フラのチャールズ・カウプ氏の厳かなチャントが響き渡り、ここから3日間にわたるまつり・イン・ハワイが始まります。レセプションでは、各関係者の挨拶、ハワイと日本、太平洋諸国の友好関係に貢献してきた功労者の表彰、まつりの開催を祝福するフラの披露が行われました。
 とくに30回目の記念の年となる今年は、ハワイ島の音楽一家リム・ファミリーとメモリーモナーク・フェスティバルで数多くの賞を受賞した実績を持ち、クム、ナニ・リム・ヤップが代表のハラウ「ナ・レイ・オ・カホロク」によるすばらしいパフォーマンスが披露され、レセプション会場も一気に華やかなムードに包まれます。

 まつり・イン・ハワイ実行委員長のベンジャミン福本氏は「最初はハワイで日本の文化を紹介する目的で開催されたこの祭りだが、もっと多くのアジアや太平洋の国々も参加してもらい、お互いの文化を共有したい」とあいさつ。また、公務で出席できなかったムーフィ・ハネマン・ホノルル市長からは「ハワイは日本との縁がとても深い。経済状況が悪い中、ハワイに来てくれる方たちに感謝したい。今年はちょうど30周年にあたるが、これからの30年も、変わらず交流を深め続けたい」とのメッセージが代読されました。
 また、キング・カメハメハ・セレブレーションからはカイノア・デーンズ氏がすばらしいチャントを披露した後「カメハメハ大王の考えやリレーションシップを現在の生活にも活かしていかなければならない」と述べました。その後、國方俊男日本総領事による乾杯があり、「まつり・イン・ハワイ」が幕を開けたのです。

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ワイキキ・ブロックパーティ

目移りするほど盛りだくさんなホオラウレア

 金曜の夕方から歩行者天国になったワイキキのカラカウア通りには、ウキウキ気分を隠せない人々がたくさん集まってにぎやかな雰囲気に。「まつり・イン・ハワイ」の実際のオープニングであるブロックパーティが始まりました。 プレート・ランチなどの食べ物の屋台、クラフトやTシャツなどを売るブース、日本文化を体験できるコーナー、フラなどのパフォーマンスを行うステージなどが程よくスペースをあけながら、通りの端から端までを埋め尽くし、あちらこちらで「ワォ!」や「イェーイ!」などお祭らしいかけ声が鳴り響いています。
 エンターテインメントが行われるステージでは、パリやジェニファー・ぺリなど、有名アーティストのミニライブも注目を集め、ハワイアン・ミュージックを聞きながら楽しいひとときが楽しめました。
 また、今年から追加された、クヒオビーチのフラマウンド・ステージでのフラ、普段より観客が大勢集まり、踊っているダンサーもとても気持ちがよさそう。ハワイで、しかもインターナショナルな観客の前でフラを踊れるなんて、最高の思い出となることでしょう。
 ワイキキ・サンセット・オン・ザ・ビーチの会場で行われたアイランズ・コンサートも新しいイベントで、ハワイ島コナの有名なフラ・ハラウの「ナー・レイ・オ・カホロクー」やリム・ファミリー、日本からのアーティストのライブなどがありました。
 内容盛りだくさんなワイキキ・ブロック・パーティは、時間が遅くなるにつれて、人々の数がどんどん増えて行きます。幼いころ、眠い目をこすりながら夜遅くまではしゃいだ夏祭りをちょっと思い出しました。やっぱりお祭りっていいですね!

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パレード

祭りの幕を閉じるクライマックスのパレード

 最終日、カラカウア通りでは「まつりパレード」が行われました。スタートの17:00少し前には、すでに大勢の人が沿道を埋めていました。
 ホノルル警察のオートバイ隊に始まり、次々と登場するバラエティに富んだエンターテインメントの数々に、退屈している暇はありません。能登キリコ、宇和島の牛鬼なども登場するパレードは、地元でもすっかりおなじみ。日本にいればお祭りに行くことはできますが、ひとつのお祭りで太鼓やお神輿、郷土芸能など、こんなにも多種多様なパフォーマンスを1度に観られるなんて、なかなかできない貴重な体験なので、とても贅沢な気分です。日本以外からの旅行者には、なおのこと新鮮でエキサイティングなパレードだったことでしょう。
 印象的だった花魁のコスチュームを身にまとったグループや数多くのフラ・ハラウのカラフルな衣装が、モアナ・サーフライダーのまっ白な建物に映え、ワイキキの目抜き通りはいつもとは違う雰囲気です。早い時間からパレードを待っていた観客も、心から楽しんでいるような気がしました。

 このパレードでフィナーレを迎えたお祭りも、終わってみれば、あっという間だったような…。ちょっと名残惜しくもありますが、とにかくパレードは大成功。来年がまた楽しみです。

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