日本人選手がダブル優勝! マウイマラソン2008

日本人選手がダブル優勝! マウイマラソン2008

公開日:2008.09.22

更新日:2017.06.25

ハワイのイベント・レポート

今年で実に38回目となるハワイで最も長い歴史を誇るマラソン大会「マウイマラソン」。日本からも500名弱ものランナーが参加するインターナショナルなビッグイベントです。今年は何と男女ともに日本のランナーが優勝しました。豊富な写真と共にご覧いただきましょう。(上野編集長)

取材協力:ハワイ・スーパーフェリーウエスティン・マウイ
マウイマラソン公式サイトはこちら

空港から大人気リゾート「カアナパリ」を目指して一直線!

10年ほど前には、上岡龍太郎さんがスポンサーとなり、チャリティ・マラソンとして企画されていたこともあって、数々の芸能人が参加する人気大会でした。当時は3月に行われ、「クジラと走ろう!」がキャッチフレーズ。

現在はレース・ディレクターも変わってまったく新しい運営になりましたが、それでも日本からは500名弱のランナーが参加して、アメリカ人に続いて2番目に多い参加国となっています。全体では2,234名が参加しています。私も2度ほど参加させていただいたことがありますが、景色もすばらしく、ホノルルマラソンとはまったく違う魅力がある大会で、とても愛着を感じています。

コースはマウイ島のメイン空港であるカフルイ空港の近くにあるショッピング・モール「カアフマヌ・センター」から、奇跡のリゾートと呼ばれるカアナパリにあるモール「ホエラーズ・ビレッジ」までの42.195キロ。コースの詳細は下記の画像をご参照ください。(クリックすると大きな画像がご覧いただけます。)

 
mmcoursemap.jpg
出発は朝5時半。暑い季節なので、このくらいからのスタートでもまだ後半は過酷な状況ですね。出発すると、まずはふたつの大きな山にはさまれた「くびれ」の部分を海に向かって走ります。この辺はとても平らで、徐々に夜が明けてくるに従って雄大な山と平原の風景が見えてきて、とても大らかな感じ。山も丸みを帯びて女性的な印象がするのがマウイ島らしいところです。

大きな水族館「マウイ・シーライフ・パーク」のあるマアラエア湾に着いたら、右に進路を変えていきます。この15キロ地点から20キロ地点までは、絶壁の山沿いにアップダウンを繰り返す、このコースで最もユニークなところ。天気が良ければ隣の島もすぐ目の前に見えたり。もちろん選手にはなかなかそんな余裕はないかと思いますが。

ハーフ地点からはひたすら海岸線を走ります。ラハイナの町にはいるまでの15キロは、フラットなのは良いのですが、単調で変化に乏しく、そしてだんだんと上ってくる夏の朝日に背中と後頭部を照らされて、辛抱タイムです。ラハイナの町は応援もにぎやかで、独特の港町の風情にホッとしながら、ラスト7キロ。

この辺からは、もうクッキリとカアナパリのリゾートホテル群が見えています。あとは必死にコツコツと足を進めるだけ。中盤のアップダウンや、後半の暑さで体力はもう限界を超えていますが、ランナーたちはリゾートを目指して走ります。

ゴールはショッピング・モールとあって、たくさんの方々が待ち受けています。完走者にはメダルとフィニッシャーTシャツが授与されます。2008年の優勝は男子がカワバタ・ジュンイチさん(2時間36分)、女子がヤマザワ・コウコさん(3時間9分)という日本人コンビでした。

★以下、2008年の大会を写真でご覧いただきましょう!

mauimarathon200801.jpg

スタート前、真っ暗な住宅地でカフナのチャントを聞き、精神統一。国歌斉唱の後、いよいよスタートです。

mauimarathon200802.jpg いまかいまかとスタートの合図を待つトップグループの選手たち。世界19カ国から集まってきました。

mauimarathon200803.jpg いよいよスタート! 専用の明かりに照らされて、42.195キロの旅に出発です。頑張ってください!

mauimarathon200804.jpg 6キロ地点のエイドステーション。6時を過ぎて、日も少し明るくなってきています。

mauimarathon200805.jpg 長い一本道は、ランナーにはとても走りやすい場所。ゆったりとした山の影が見えてきて、マウイらしい光景です。

mauimarathon200806.jpg 10キロ地点を行くトップグループ。左に曲がってしばらく行くと、もう海が見えてきます。

mauimarathon200807.jpg 15キロ地点のエイドステーション。この辺から絶壁を切り取ったアップダウンのコースが続きます。

mauimarathon200808.jpgトップグループの方のランナーが元気に駆け抜けます。コップをつぶして水を飲むのは基本ですね。

mauimarathon200809.jpgホノルルマラソン同様、ロコの皆さんの協力がなければ、大会の運営は成り立ちません。
このエイドステーションでは、ケイキフラでランナーを応援。上り始めた朝日に
キラキラとした彼女たちの笑顔が輝いていました。

mauimarathon200811.jpgオレンジのおそろいのスタッフTシャツが、朝焼けに映えてキレイです。
「ウォーター!」「ゲータレード」と良いながらお水を差し出します。

mauimarathon200811_2.jpgいろんなランナーの姿をコラージュにしてみました。場所はそれぞれ違いますが、とにかく暑そうですね~。

mauimarathon200812.jpg朝靄の中をランナーが現れます。トップの方はポツポツと来るので、
子どもたちもその間、水で遊んだりしていて、ほのぼの、のどかです。

mauimarathon200812_2.jpg頼みもしないのにポーズを撮るマウイのロコキッズたち(笑)。どの子も皆、一生懸命応援していました。

mauimarathon200813.jpgここからラハイナです、という看板の裏側はこんな風に「アロハ」と書いてありました。
写真手前がランナーが向かっているラハイナ方面です。

mauimarathon200814.jpgこの日は同時にハーフマラソンも行われていました。ほとんどがゴールしている中、
ウォーキングで完歩しようとするグループが、フルマラソン組に追い抜かれていきます。
でも、マイペース、マイペース。参加することに意義があるのですから。

mauimarathon200816.jpgラハイナのフロント・ストリート中央に設けられたエイドステーション。35キロ地点かな?と思いますが、
ちょっと確認しそこねました。ダンスミュージックがガンガンかかって、ランナーを鼓舞します。

mauimarathon200817.jpgラハイナのフロント・ストリートにはたくさんのロコキッズがヘルプにかけつけ、にぎやかでした。

mauimarathon200818.jpgこちらもフロント・ストリート。あともう少し、頑張れ、頑張れと声援が飛びます。

mauimarathon200820_2.jpg遠くに見えるのは、カアナパリのリゾートホテル群。日陰のない暑いコースは、
本当にきつい。でもあともう少しでゴールです。

mauimarathon200821.jpgカアナパリのリゾート内に入れば、もうゴールは目の前。ホノルルで言うと、ダイヤモンド・ヘッドロードを
降りて、カピオラニ公園の入口にさしかかったような地点です。

mauimarathon200822.jpgおめでとうございます! ゴールです。「4時間切れるぞ、頑張って~!」と声援がひときわ大きくなります。
この暑さの中、4時間を切るのはたいへんなこと。満足そうな笑顔がいっぱいです。

mauimarathon200823.jpgゴール地点ではロコキッズがメダルを持って待っています。完走した人にだけ与えられる栄誉です。

mauimarathon200824.jpg取材をしている私でも、頭がボーッとしてくるほどの日差し。ランナーの身体も頭も
熱でやられています。ゴール後のミストシャワーが本当にうれしいんですよね。

mauimarathon200826.jpgゴール後、木陰でくつろぐランナーたち。右からふたり目の方が来ているのが、今年の完走者Tシャツです。

mauimarathon200827.jpgレースの話で盛り上がる完走者と、彼らを迎えるファミリー&フレンズ。

mauimarathon200829.jpgホエラーズ・ビレッジのステージで、さっそくハーフマラソンの表彰が行われていました。
何ともリゾートらしいエリアで、気持ちよいこと、この上ないです。

mauimarathon200830.jpgマウイマラソンをホストするオフィシャル・ホテルは、「ウエスティン・マウイ」。
カアナパリ・リゾートの中心、モールのすぐ横にあり、立地も抜群です。天国のような寝心地、
ということで有名なヘブンリー・ベッドや豪華スパ、プール、アクティビティ・デスクなど、リゾート
ライフに必要なものがすべて完備された、満足度抜群のリゾートホテルです。

★取材を終えて
 相変わらず暑い時期でのマラソンで、選手にとっては過酷です。この大会に出るためには、真夏の猛暑の最中に走り込みをしなくてはなりませんから、そういう意味でも、なかなかハードルが高いのですが、でもこのコースの美しさ、開放感、そして地元の方々の熱心な応援など、魅力がたくさんあるのですね。ウエスティン・マウイをはじめ、カアナパリのリゾートはとても人が多く、活気にあふれていました。ランナーの皆さんの達成感でいっぱいの笑顔を見ていたら、やっぱりどう考えても、来年は出るしかないなぁ、と、野望がムクムクと湧いてくるのでした。

取材協力:ハワイ・スーパーフェリーウエスティン・マウイ
マウイマラソン公式サイトはこちら

※マウイ体験は、編集長ブログでも書いております。ご参照ください。
⇒ 編集長ブログ マウイマラソン周辺時期へリンク

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