ハワイ州教育局は、電動自転車利用者の交通事故が増加していることを受け、州内にある小学校と中学校に対し、電動自転車の乗り入れを禁止とする新たな規制を発表。新規制は即日施行となっている。
ハワイ州法では、電動自転車の運転を15歳以上と定めており、今回導入された新たな方針では、小学校と中学校での電動自転車の使用を全面禁止としたほか、高校に対しては、当局に登録され、有効な証明ステッカーが貼られている電動自転車のみ校内への持ち込みが可能で、校内で未登録の電動自転車が見つかった場合は没収となり、保護者が電動自転車の引き取りを行う必要があるとしている。
救急医療サービスのケネス・ファリア氏は「電動自転車や電動スクーターが原因の怪我は、骨折、軟部組織損傷、頭部損傷、さらには死亡に至るまで、多岐にわたります」と述べ、今年1月以降、救急医療サービスは電動自転車や電動スクーターに関する約55件の通報に対応し、患者の年齢は5歳から17歳までと幅広い年齢層に及んでいるとしている。
キース・ハヤシ教育長は新規制の施行について 「生徒の安全は常に最優先事項で、新規制は、子どもたちの安全を守り、学校への高速スクーターや電動自転車の利用を制限することで、命を救うことができると信じています」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

