ホノルル市当局は10日（水）、オアフ島で建設が進められている鉄道システムに関し、6月30日（金）14:00より一部区間での運行を開始すると発表した。
オアフ島の鉄道システム計画は約16年前にスタート。2020年よりカポレイ＝アラモアナ間で鉄道の運行が開始される予定となっていたものの、計画変更と建設の遅延が続いている。
今回、運行開始が決定したのは島西部のカポレイ地区からアロハスタジアム間の11マイルの区間で、市交通サービス部長のロジャー・モートン氏は、電車は10分ごとに運行されるほか、カポレイからアロハスタジアム間の乗車時間は約21分ほどになるとしている。
当局では、鉄道の運行開始を記念し、6月30日（金）の14:00～18:00と、7月1日（土）～7月4日（火）に、多くの市民に鉄道の乗り心地などが体験してもらうことを目的とした無料イベントを開催。ザ・バスで導入されているHOLOカードがあれば誰でも無料で鉄道に乗車することができる。
なお、まもなく運行開始となる鉄道の運賃は、大人が片道$3、1日あたり最大$7.50、子どもの運賃が片道$1.50、1日あたり最大で$3.50で、ザ・バスと同額となっているほか、5歳以下で大人が同伴し、座席を利用しない子どもは無料となる。また、電車の運賃を支払えば、電車から乗り継ぎで利用できる新しいエクスプレスバスの運賃もカバーされる。
また、鉄道の運行時間は平日が5:00～19:00、週末が8:00～19:00で、当局では、鉄道システムが空港まで開通後、運行時間を拡張する予定であるとしている。
参考：ハワイ・ニュース・ナウ
