ハワイ州内で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大が続いている中、州内の公立校が4日(火)より新学期を迎え、数万人の生徒が学校生活をスタートしている。
ハワイ州当局では、新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあるものの、一貫した安全策をとっていることで、新型コロナウイルスの蔓延を緩和できているとして学校再開に問題はないとの立場を示しているものの、教員たちが加入している教員組合側では、州当局に対して新型コロナの感染拡大防止のためのガイドラインの強化を求めている。
州教育局側は、保健局側とも緊密に協力しながら安全対策を取っており、学校は地域社会の反映であるため、今後、感染者が増加する可能性はあるものの、今後も生徒や職員の安全を確保できると確信しているとコメント。同時に、各学校がオンラインによる遠隔授業に移行する必要がある場合の計画を立てているとしているものの、オンライン授業へどの時点で移行するかといった具体的な基準値については明言していない。
ホオケレ小学校のブライアン・ランキー校長は「すべての生徒が校内で対面式学習を受けることができるのが理想です。しかし、万が一計画を変更する必要がある場合に備え、当校では、生徒がすでにオンラインプラットフォームにアクセスできるようにしており、必要な場合には、スムーズに遠隔授業へ移行できるように準備しています」と語っている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ