DBEDT(ハワイ州ビジネス経済開発観光局)が発表した最新の予測レポートで、ハワイ州の本年度の経済成長率は12.1%減となるほか、観光業が新型コロナウィルスによるパンデミック発生以前の状況に戻るまでには、今後6年ほどかかるとの予想していることが明らかになった。
DBEDTでは、ハワイ州での観光客の受け入れ再開を今年9月にした場合と仮定して予測レポートを作成。本年度8.6%ほどになるとみられる失業率は、2023年度には6.2%まで回復するものの、2017年から2019年度の失業率と比較した場合、その率は約2倍になるとしている。また、クルーズ船による訪問者の回復は、来年後半になるとの見方も明らかにしている。
しかし経済学者は「ハワイ州の経済は、回復期を経てよりバランスが取れた多角化経済に発展する可能性があり、将来的に十分経済的に立ち直ることができると期待している」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ