ハワイから日本へ帰国するために必要なコロナウイルスの事前検査とは?現地から最新情報を発信

ハワイから日本へ帰国するために必要なコロナウイルスの事前検査とは?現地から最新情報を発信

日本入国の際に必要な新型コロナウイルスの事前検査。ワイキキ中心部にあるドクターズ・オブ・ワイキキのウー先生にハワイでの検査の詳細についてお聞きしました。

公開日:2021.04.23

更新日:2021.05.06

アロハストリート・インタビュー

※この記事は2021年4月23日(ハワイ時間)に公開したものです

アロハ!エイ子です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日本政府は現在、日本に入国するすべての人に対し、入国制限と検疫体制の一層の強化を実施。ハワイから日本へ帰国する際には、滞在国出国前72時間以内に検査を受けた新型コロナウイルス検査陰性の検査証明書の提出が必要となっています。

ハワイに行きたい!でも、ハワイから日本に帰国する際に必要な陰性証明書ってどうやって入手するの?検査を受ける際には日本語は通じるの?検査の所要時間は?など、疑問もいろいろ。

ということで、今回は、ワイキキで新型コロナウイルスの事前検査を実施しているドクターズ・オブ・ワイキキのウー先生にハワイ側での検査の受け方などについてお話を伺いました。

ドクターズ・オブ・ワイキキとは:

ワイキキ中心部にあるシェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル内にある医療施設。経験豊富なアラン・ウー医師、トニー・トリコフスキー医師がアージェント・ケアを含む各種医療ケアの中心となり、診療サービス、ラボそしてレントゲン検査を提供。日・英のバイリンガルスタッフが常勤しているので、言葉の心配をせずに治療を受けることができる。

ドクターズ・オブ・ワイキキの詳細はこちら

───アロハ!ウー先生。ハワイから日本へ渡航する際に必要となっている、新型コロナウイルスPCR検査について詳しく教えてください。

ウー先生:日本政府は現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、日本へ渡航するすべての人に対し、日本へ出発する72時間以内にPCR検査を含む核酸増幅検査を行い、日本政府が指定する陰性証明書の提示が必要となっています。ドクターズ・オブ・ワイキキでは、日本へ渡航する際に必要な新型コロナウイルスPCR検査の受診と陰性証明書の発行が可能です。

───日本へ渡航するために必要な事前検査は、どこの医療機関で受診してもいいというわけではないのでしょうか?

ウー先生:検査証明に関しては、日本国政府が定めている所定のフォーマットでの提出が原則となっています。また、検査方法も政府が定めている採取検体と検査法での実施が必要です。当クリニックは、日本の検疫が指定する検査法に基づいて検査証明を発行できる医療機関となっています。

───先生のクリニックでは、どのようなPCR検査を実施していますか?

ウー先生:当院では、米 FDA(食品医薬品局)緊急使用許可取得済みの5種類の検査を行っていて、検査方法は鼻孔からスワブ(綿棒)を挿入して検体を接種する「鼻咽頭検査」を実施しています。

───検査から証明書発行までの所要時間はどれくらいですか?

ウー先生:クリニック内にある院内設置ラボで検査を行うため、検査と検査証明の発行を最短20分で行っています。検査後すぐに検査結果をお渡しできるので、クリニックに検査と検査結果の受け取りと2回に分けて来院する必要がありません

───20分!検査が終わってすぐに結果を受け取ることができるんですね。では、ハワイの出発予定日の当日や前日などに検査を受けても間に合いますね。

ウー先生:たしかに時間的には間に合いますが、検査結果については再検査や陽性になる可能性があります。また、万が一、検査が陽性になった場合、10日間は飛行機への搭乗ができなくなります。陽性となった場合に、ハワイでの滞在延長のためのアレンジなどが必要となることなども考慮し、出発予定日の2日ほど前に検査を受けることをおすすめしています。

───検査が陽性だった場合、10日間は飛行機への搭乗が不可とのことですが、10日後にふたたび検査を受けて、陰性となったら飛行機へ搭乗できるのでしょうか?

ウー先生:陽性確認後、10日間経過してからの再検査は不要です。その代わり、私が診察し、症状などがないことを示す治癒証明書を作成します。その書類を提示すれば帰国は可能です。

───先生のクリニックでは、万が一、検査で陽性反応が出た場合の対応も行っているんですね。

ウー先生:私は新型コロナウイルスの患者さんの治療にあたったこともあり、新型コロナウイルスで陽性だった場合に、どのような治療を進めるべきかを熟知しています。陰性証明書を発行する施設によっては、検査のみで、陽性になった場合には別の医療機関を受診する必要がでてくる場合もありますが、当院で検査を受けた場合は、万が一の時のフォローアップもしっかりと受けることができます

───検査を受けるには事前予約が必要でしょうか?

ウー先生検査は完全予約制です。クリニックが空いている場合は当日予約も可能ですが、事前にオンラインで予約を入れ、必要書類の記載をしておけば来院後の所要時間も短縮化できるので、時間的に余裕をもって予約を入れることをおすすめしています。

検査実施時間は毎日9:00~23:00となっているほか、ワイキキ内であれば無料の送迎サービスも提供していますよ。

───英語があまり得意でない場合でも大丈夫でしょうか?

ウー先生:私は日本語を話しませんが、クリニックに勤務しているスタッフの約7割は日本語を話すので、言葉の心配をせずに来院してください。

───言葉の心配がないと聞いて安心しました~。ハワイから日本に帰国する際の検査の内容など、詳しい説明をありがとうございました!


インタビューを終えて

日本政府がすべての帰国者に対して陰性証明書の提示を義務付けてから数カ月が経過。アメリカの医療機関で事前検査を受ける必要があると聞くと、少しハードルが高いイメージがありましたが、ワイキキ中心部という好立地にあるドクターズ・オブ・ワイキキでは、日本語で検査を受けることができるだけでなく、万が一、陽性となった場合もしっかりフォローアップしてくれるので安心ですね。

ドクターズ・オブ・ワイキキへのアクセス

ドクターズ・オブ・ワイキキの場所は、シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル1階。ロビー内にあるベルデスクの奥です。ワイキキ内であれば無料の送迎サービスを提供しているほか、シェラトン・プリンセス・カイウラニ内の駐車スペースを利用する場合には、1時間分無料のバリデーションを発行しています。

日本への入国条件:2021年4月23日(ハワイ時間)現在

海外から日本へ帰国・入国する場合、滞在国・地域に関係なく、また、国籍問わず、すべての方が、滞在国出国前72時間以内に検査を受けた新型コロナウイルス検査陰性の検査証明書の提出が必要です。

2021年3月19日より、日本入国・帰国時の検査証明書の提出(日本語または英語で記載されたもの)が義務化されています。各航空会社では、有効な検査証明書を所持していない場合、飛行機への搭乗を断る対応をしているほか、検査証明書を提出できない場合は検疫法に基づき、日本国籍であっても日本への上陸が認められていません。

なお、検査証明書は日本政府が用意した以下の所定フォームでの提出が推奨されます。医療機関で発行された証明書でも提出いただけますが、必要事項がすべて記載されている必要があります。

日本入国に関する日本政府の最新情報は下記から確認できます。

厚生労働省:水際対策に係る新たな措置について

ドクターズ・オブ・ワイキキ(ワイキキのお医者さん)

住所
120 Kalakaua Ave, Honolulu HI 96815 シェラトン・プリンスセス・カイウラニ・ホテル1階

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電話番号
808-922-2112
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